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1歩踏み出したその先に

※主に大学1年生に向けた記事です。


友達も知り合いもいない。私のダンス人生は1人から始まった。

大学1年生の春。高校生から夢見ていたダンスサークルに入った。

踊ることが大好きだった私は「大学に入学したらダンスサークルに入る」と決めていた。でも、知り合いも友達もいない環境へ飛び込むのは、なかなかに勇気が必要だった。

入学当初といえば新入生歓迎会、通称「新歓」がどこのサークルや部活でも行われる時期だ。私が憧れていたダンスサークルでも、新歓(先輩が新入生のために踊ってくれる会)が開催された。

ひとりで見に行く勇気がなかった私は、学部の友人(知り合ったばかり)2人にお願いしてついてきてもらった。今だったら「そんなもん1人で行けよ」と言いたくなるが、当時はできなかった。今でも2人には感謝している。

新歓の感動は今でも忘れられない。衣装を着た先輩方がかっこよく踊る姿があまりにまぶしかった。「私もこんなふうになれるかな」「早く先輩みたいになりたい!」と期待で胸が膨らんだ感覚は、過去一のワクワクだったと思う。

「私の居場所はここだ」と確信した瞬間だった。

18歳だった私は31歳になった。今でも大学で過ごした4年間は、ついこの前のような感覚になる。体育館のガラスと睨めっこしながら踊った日々は、それほど色濃くてかけがえのない宝物だ。

大学入学から13年。来月、サークルの同窓会が開催される。10年以上経っても集まれる仲間がいることが本当に嬉しい。

もしダンスをしていなかったら、今の私はないと思う。最初は心細かったけど、自分の「好き」に従ってよかった。

新生活を始める人で、やりたいこと・好きなことがある人は、この機会にぜひ飛び込んでみてほしい。最初は右も左も分からないかもしれない。誰も知り合いもいないかもしれない。でも、1歩踏み出したその先には、素敵な出会いや経験がきっと待っています。

もしかしたら、あなたの「やりたい」を邪魔する人が現れるかもしれません。そんな外野の意見は無視してください。その人は、あなたの人生に1mmもいい影響を与えません。

私も「ダンス?チャラそうだけど大丈夫?」と笑われました。でも不要な心配だった。言われた通りチャラい人もいたけど、それ以上に一生懸命で、真面目で、優しい人たちとたくさん出会えたから。

あなたの心の声を大切にしてあげてください。素敵な4年間が過ごせますように。

以上、大学生活を謳歌しすぎた先輩からのおせっかいでした。

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佐藤さおり
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