![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88958258/rectangle_large_type_2_8ae22f21d9de7ae6d8c7bbb62a9ee5b5.jpeg?width=1200)
バルセロナの未来
こんにちは。
雨が上がり、曇りのに。もう少し暖かいといいのですが。
●
昨日は、バルセロナの現状、特にシャビバルサについて書きました。
もっと書きたいことがありましたが、3000字超えたので、割愛。
今日は、その続き、バルセロナの未来についての考察をしていこうと思います。
■
①財政管理
前会長の異常な給与体制の構築により、バルセロナは破綻寸前まで追い込まれました。
そして、会長が逮捕され、ラポルタ会長大勢に移行し、
SDにはアレマニーという優秀な方がつき、ここから財政構築をしていきました。
まずは、給与が高いベテランの放出、契約更改を徹底的に。
その1番の犠牲者が、メッシでしょう。これは前政権のせいであるのは間違いないですが、あまりにメッシの給与は高すぎました。
スアレス、ラキティッチ、コウチーニョ、グリーズマン、、、、
ウムティティ、ラングレはレンタルで、
ブスケツ、ピケ、アルバ、セルジロベルトなどベテランカンテラにも給与を下げてもらい、
デンベレも報道によると、40%近く下がったと聞きます。
今年、大量に補強はしましたが、前回の反省を活かし、給与は、高く設定しすぎず、
バルサブランドと、シャビのビジョンに賛同し、給与は他より低くても来てくれる人が、来てくれました。
目線を来期に戻すと、
給与がまだ高いメンバーである、ブスケツ、アルバ、ピケらへんは、放出、もしくは大幅な給与削減のみ残留になるかもしれません。
ブスケツは元々、今季で契約が切れるため、来期は以前から言っていたアメリカのメジャーリーグサッカーに行くかと思われます。
アルバは今季も最後の方で、イタリアのチームへのレンタルの話が出てましたが、
バルデの台頭と、マルコスアロンソの獲得で、左SBは多いので、来季はいなくなる可能性は高いでしょう。
ピケは、先日の試合でもそうですが、もう第一戦では難しいため、来季で引退の可能性も大きくあるでしょう。
そして、一番は、デヨングの給与を変えたい、というとこでしょう。
本来、今季、マンUの熱烈オファーで、バルサとしても放出やむなしでしたが、デヨングの拒否で、それもなくなり、
給与は依然と高いままで、残ることになりました。
おそらく、来季も移籍の話題は相当出ていくと思います。
絶対的なレギュラーでないというところが移籍や給与の問題の根源なので、デヨングはもっとパフォーマンスを上げてほしいです。
まとめると、アレマニーSDのおかげで、給与管理は相当スリムになり、来季はもっと整っていくと思います。
■
②チームの核はどうなるか
約15年、世界一の選手として、バルセロナの下部組織出身で、
得点、チャンスメイク、ゲームメイク、アシスト、なんでもやっていた、メッシ。
彼が抜けたのが、昨季で、本当に混乱でした。
メッシが凄すぎるので、メッシ仕様のチームとなっていたため、
彼との相性が、メンバー入りで必須でした。
シャビが監督になり、戦術は昨日の記事に書いた通り。
これから、誰が中心となっていくのか。
筆頭は、「ペドリ」でしょう。
19歳ながら、別格のプレーを見せ続け、ゲームをコントロールできる。
ドリブル、パス、運動量、守備、チャンスメイク、どれも一級品です。
彼が、なぜカンテラ、下部組織出身でないのかが疑問符ですが、まずは彼が今後の5年、10年のバルサを引っ張ってくれるでしょう。
GKは、しばらくは今季絶好調のテアがあと数年は引っ張り、カンテラ上がりのイニャキペーニャが引き継げると、最高の流れです。
DFは、カンテラ上がりのアラウホが、世界最高のDFとして君臨してほしいなと思います。
スピード、パワー、高さ、全てが超一流です。足元が苦手なのが弱点ですが、それを余り合う、フィジカルでしょう。
それに合わせて、フランス代表クンデもまだ23歳くらいなので、今後5年とアラウホと最高のCBを作り上げてほしいなと思います。
左SBは、今季ブレイク中のバルデ。元々攻撃的な選手なので、守備にはまだ軽さがありますが、スピード、持ち運びは、相当な魅力で、バルサの新たな武器となるでしょう。カンテラ出身の19歳、伸び代は大きくあります。
右SBは、ここは1番の補強ポイントで、ダニアウベス以来見つかりません。
セルジロベルト、セメド、デストと、補強とトライを繰り返しましたが、全てうまくいかず。
来季の1番の優先順位にしてほしいです。
中盤は、インテリオールは、ペドリとガビ。
カンテラ出身のガビはまだ18歳になったばかりで、宝です。
17歳でスペインA代表デビューは恐ろしい才能です。
彼とペドリで、コンビネーションを磨き、10年以上、バルサの中盤に君臨してほしいです。
ピポーテは、ニコに大きな期待です。ブスケツの後継としては、体格やカンテラ出身で、パスセンスも含めて、私は申し分ないと思います。
実際、今季のプレシーズンでもニコはピポーテで数試合出てましたが、違和感なくこなせていました。
年齢もまだ20歳くらいなので、バレンシアのローンで成長し帰ってきてほしいです。
デヨングはピポーテとしては、バルサに合わない感じがします。サブとしてはいてほしいですが、ブスケツの後継者ではないでしょう。
中盤は、補強ではなく、カンテラで統一してほしいなと思うファン心理です。
前線は、あと数年は、レバンドフスキが頑張ってくれると思いますが、
一番期待したいのは、やはり10番、カンテラ出身のアンスファティでしょう。
天性のシュートセンスは、メッシを彷彿させ、怪我前までは、本当にスーパーでした。
怪我後のパフォーマンスは心配ではありますが、今後5年、10年とバルサを前線で引っ張ってほしいなと思います。
デンベレはよくわからず、ハフィーニャは頑張ってくれてますが、スーパーではなく、フェラントーレスも低迷気味。
そうなると、やはりカンテラに目が行きます。
「ヤマル」という名をクレの間ではよく聞きますが、左利きの右WGで、広いスライドとドリブルが魅力で、この前はトップチームの練習にも合流したそうです。
まだ10代ですが、相当な才能を持っており、トップデビューが楽しみな超逸材です。
右ヤマルに、左アンス、真ん中レヴィをいつか見てみたいなと思います。
まとめると、
ベースをカンテラで構成し、所々スーパーな選手を補強、
そうすれば、今は若くて才能溢れる選手が集まっているので、それだけでも十分、世界で戦えるはずです。
■
③プレービジョン
「美しく、勝つサッカー」
バルセロナというチームに魅力を感じるのは、この点です。
プレミアなどを中心に、カウンターのフィジカルサッカー、
レアルなどのスター選手の買いまくり多国籍軍団、
みたいな、潮流から外れ、
スペインのリーグで、スペインの選手、しかも下部組織のメンバーを中心に構成し、
身体能力ではなく、技術とアイデアで、相手をいなし、ゲームを支配し、
美しく、勝つ。
現代サッカーに反するようなビジョンとプレーをやはり期待してしまいます。
ベップバルサは、まさにその極みで、素晴らしすぎました。
ルイスエンリケから、カウンターサッカーになり、流れが変わってしまい残念で、
バルベルデは強かったですが、サッカーには面白みがなかった。
その後の二人は書くまでもないので割愛で、シャビバルサは、ベップバルサを彷彿とさせてほしいなと願ってます。
今は、混乱からの回復時期なので、サッカーとしてまだまだ未完成なのはしょうがないです。
理想とは遠いサッカーになってもいいです。
しかし、ここから少しづつでも、理想に近づけるようなメンバーを選び、カンテラを発掘し、ゲームを作ってほしいなと思います。
バルサの最盛期を更新してもらい、ヨーロッパ、世界の頂点に再び帰り着くまで、
応援し続けます。