FCバルセロナ 23−24シーズン、振り返りプラス来季に向けて。
こんにちは。
まもなく、シーズンが終わります。
バルセロにとって、今季は、ほぼ無冠確定で、悲しいシーズンになりましたが、
来季に向けて、明るい話題も多くありました。
そして、退任発表していたシャビがまさかの来季も監督続行。
クレとしては、応援するのみですが、戦術面や感情面での成長や成熟が必要となるかなと思います。
今季の現段階での総括、来季に向けての展望を長文で書こうと思います。
① 23−24シーズンの現段階の総括
4月28日段階での結果を書きます。
・CL ベスト8敗退
・リーガ2位(1位とは11差)
・スーペルコパ敗退
・コパデルレイ敗退
今季は、無冠はほぼ確定でしょう。
昨季、リーガを制覇できた、固い守備は崩壊し、クラシコは2戦ともロスタイムに逆転負けをするという、寂しい結果になりました。
昨季得点王のレヴァンドフスキも、今年に入ってから調子は良くなりましたが、昨年の終わりまではひどいパフォーマンスでした。
レンタルで加入中の、Wジョアン、カンセロとフェリックスは、大きな試合で輝きを見せるものの、前者は守備の脆さが大一番で露呈し、評価を下げ、後者は安定感のないプレーで、買取はほぼないでしょう。
怪我人続出の中で助かった面も大いにありますが、財政難のバルサの現状では、感謝と共に、チームを去る形が自然でしょう。
今季の不振の大きな要因は何を探っていきます。
② 今季のマイナスの理由:怪我人の続出
怪我は大きな要因と言っていいでしょう。
他のチームももちろん、レアルのようにクルトワとミリトン離脱などもありますが、バルサは多すぎました。
ガビ:十字靭帯損傷
バルデ:ハムストリング 腱の損傷
この二人は大きな離脱で、特にガビは代表戦で酷使された結果で怒り以外の感情が出てこないです。
さらに、デヨングやペドリも、ことあるごとに離脱を繰り返し、大一番での出場なしも多かったです。
セルジロベルトはいつものように、怪我も多く、
ハフィーニャ、フェラン、ジョアン、アラウホ、なども怪我での離脱がありました。
昨季の失点のなさは、DFラインの守備力、特に左サイドのバルデはスピードで負けることもなく、高さもある程度あり、守備面では本当に安心できました。
さらに、左WGに配置されつつ、MF的な役割で攻守のリンクマンとして、走り続けてくれたガビの存在も大きかったでしょう。
来季に向けてはチーム内のメディカルのレベル向上は必須でしょう。
③ 今季のプラスの要因 :カンテラの台道
毎年、毎年、カンテラから素晴らしい選手が出てくるバルサですが、今季は例年の比じゃないレベルで、出現しました。
1 フェルミン・ロペス
苦労人である、フェルミンの台道はストーリ的にもとても応援したい選手です。
プレシーズンのクラシコで見事なゴールを決め、シャビのお眼鏡に叶い、
トップチームでの試合の常連になりました。
層は厚いが、怪我人多く、出場チャンスに恵まれ、出た試合では印象深い活躍をしていました。
ガビのようなファイターで動き回り、守備は改善点多いですが、攻撃面ではガビを上回り、得点に絡み、裏抜けもうまく、チームのオプションとして、大きな活躍をしてくれました。
先日のクラシコでも、見事ゴールを決め、勝負強さを証明してくれました。
来季は、完全にトップチームで主力として活躍してほしいなと思います。
2 ラミン・ヤマル
デンベレの離脱後、右WGは、ハフィーニャかフェランかと思ってましたが、
二人から、16歳が、完全にレギュラーの座を捉えました。
神童として、カンテラ時代から大きな話題で、私はカンテラそこまで詳しくないですが、それでも耳に入ってました。
圧倒的なテクニックのドリブル、精度が高いクロス、シュート、など魅力はたくさんありますが、あえて一つだけあげるとしたら、
「判断力」でしょう。
無理にドリブルに行かず、下げる時は下げる、クロスのタイミング、仕掛けるタイミング、全て、落ち着いてベテランのようです。
身長もまだ伸び、これからさらに怖い選手になるでしょう。
スペイン代表に選ばれ、ラリーガを代表する名選手になってます。
先日のクラシコでもカマヴィンカを抜きまくり手玉にしていました。
3 パウ・クバルシ
ヤマル以上のサプライズは、もしかしたらクバルシかもしれません。
怪我人続出で、頼らざるを得なかったはずが、あまりのプレーの質に、レギュラーに躍り出ました。
最大の魅力は「精度の高いビルドアップ」ですが、守備面も対人も強く、若さゆえの判断力の悪さもなく、バルサの守備に大きな安定感をもたらしました。
17歳になりましたが、まだまだ若く、契約延長をしっかりしてほしいだけです。
最高のCBで、バルサらしい選手です。プジョルに憧れているとこも最高です。
4 ビクトル・フォルト
まだ来季はわかりませんが、左右のサイドバックをこなせて、安定感があり、アトレティコ相手にも十分やれていました。
バルサの手薄なサイドバックに大きな戦力になるはず。
来季トップ昇格してほしい選手です。
5 ギウ
途中出場で1〜2分で初出場、初ゴールで決勝点を決めた逸材。
その後はあまり試合に出れず、活躍もないですが、カンテラぽくない高さがあるCFでスケールの大きさを感じます。
レヴァンドフスキが抜けたら試してほしい選手です。
他にもカサドなどいますが、キリがないのでここら辺で。
シャビのカンテラの起用方は素晴らしく、ここは大きく評価したいところです。
④ 23−24シーズンのフォーメーション
上記がここ最近の、先発メンバーです。
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