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その1

息子が小学生のころ
唄っていた替え歌。

(♪~Kiroro)
ほおら~橋本を見てごらん~
彼は~ボクより背が高い~
ほおら~前田見てごらん~
彼は~ボクより太い~

子供はこういうの作るのうまいね。

その2

むすめの小学校の卒業式で、
6年生担任の先生が生徒に、
式の最後、涙をこらえながら
「今度生まれ変わったら同級生になろうな」
というコトバを贈ったんだそうだ。

ホントにそのクラスのことが
好きだったんだなあ。という表現である。

おかあさんたちはそこで一気に
うるうるきた。

ところがそのとき、とある6年生は
「えーっ、先生と同級生!?きもちわるー」
と思ったんだそうである。

ははは・・ちょっと哀愁・・

大人にとっては、詩的でステキな表現も、
子供にとってはちょっと高級すぎたようだ。
しかし、そこまで現実的にとらなくても・・

大人はいいと思ってても
子供はぜんぜん違う受け取り方するって
まあよくあることなんだよね。

そのときの先生、
「西木」先生という方だったのだが
連絡帳に縦書きで書いた名前が
「栗」に見えてしまうので、
「栗先生」と呼ばれていた。

・・さるかに合戦に出てきそうである。

その3

イトーさんとこと子供は、
家の電話の着信音が
「鳥の声」になってるために
森でホントの鳥の声を聞いて、
電話を探しちゃったそうだ。

うちの子はお菓子屋さんで
チョコレートの「小枝」を見て
この商品は「こわざ」だと覚えてしまった。
たぶん漢字のテストで間違えてしまう。

罪ですねえ。

まああのカタチはある意味
小技が効いているなあとは思う。

大人が良かれと思って考えたものや
別に何にも考えないで作ったものに
子供が予想外の反応をしてしまうこと、
よくあるし面白いし別に問題はない。
みんなそうやって育ってく。

できればあんまり当たり前の人間に
ならないで欲しいけどね。

今はウチの子供も大人になってしまったので
もう新しいネタは生み出してくれないが、
まあ、大人だって中身はそんな変わらないから
ずっと何か撒き散らして生きてくんだろう。
自分だってそうだもんな。

次回の言葉は「染み込む」です。

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