ドライフラワーは枯れない
ある程度、いい歳になってきたら、
目指すのは「かっこよい年寄り」ですね。
おじさんになってこのあと惰性で生きてくよりは
理想のカタチを持った方がいいに決まっている。
ほっとくとおじさんどんどん汚くなりますから。
問題はいかに美しく枯れるか。でしょう。
勘違いしていけないのは、
いつまでも「若く」なんて思ってはいけない。
ということです。
ムリはいけない。
妙に派手な年寄り、っているでしょう。
ぜんぜんかっこよくないですね。見苦しい。
若い者のマネなんかしちゃいけないですよ。
だからと言って地味がいいわけでもないです。
どうでもよくなるとこれまた汚くなる。
かっこいいを捨ててはいけない。
具体的に言うと、エリック・クラプトンですね。
年寄りなんて言うと、失礼かもしれませんが、
でももう79歳だし。
この先も、この方向で枯れていくんでしょう。
いやあ、なかなかいい感じです。
「しわ」がいいですよね。
逆に言うと、若い者にはできない技です。
で、やっぱブルース。
枯れてるけど、弱くない感じがいいですね。
日本人じゃムリ?いやいや
日本のおじいさんはなかなかかっこいい。
外国人の方がぶくぶくだらだらしてる人多いし、
日本のしゃきっとしたおじいさんは、渋いです。
とは言えやっぱ生き方ですかね。
年月っていろんなとこに出ますから。
いやあ、若いころちょっと無茶しちゃってねえ…。
なんて言ってみたいもんです。
永ちゃんみたいな感じね。
逆に若いうちから渋いと味は出ない気がする。
女の人にもかっこいいお年寄りいますよね。
だけどどうしても若さを保つ気持ちが強いから
境地に辿り着く難易度はちょっと高いかも。
かっこいいおばさんはなかなか思いつきません。
まあ、知らないだけだと思いますけど。
おじさんは逆に若さを早く諦めすぎですが。
ステキなおばあさん、のイメージはありますよ。
やっぱ笑顔でしょ。しわしわの笑顔はステキ。
ポイントは、あんまり毎日に
「あせって」いないことかな。
失ったものに想いを馳せるより
あるがままをどう見せるか、ですね。
それって変化を放棄するのとは違う。
放っといちゃダメです。やっぱ演出は必要。
一旦枯れて、そのあとどうするか。
枯れた花はもう枯れませんから。
偉そうなこと言ってますけど、
じゃあお前どうなんだよ、って思いますよね。
そうなんです。なかなかできないんで…。
完全に自分に向けて言ってますね。
まあ時間だけはあるのでゆっくり考えます。