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「大学受験に落ちてよかった」と思えるくらい、生きた学びをできている実感【さとのば生の受験体験記】

こんにちは。地域を旅する大学 さとのば大学のnote編集部です。

総合型選抜の受験シーズンも終わり、一般入試に向けて準備が本格化する時期ですね。
受験という経験を通して、自分のやりたいことに向き合ったり、「本当にこれでいいのか?」と疑問を抱くこともあるかもしれません。
総合型選抜や一般入試に挑戦して、思い通りの結果が出ずに悩んだことで自分が本当にやりたいこと、進むべき道を見つけてさとのば大学にやってきた学生もいます。

今回は、2年生のももちゃんに受験のエピソードやさとのば大学に入学した経緯をインタビューしました。
進路に迷っている方や同じような不安を抱える方に、少しでも前に進む勇気を届けられたら幸いです。

▼さとのば生の紹介

宮原 桃花さん(もも)
北海道出身
1年目は秋田県五城目町、2年目は長野県長野市に滞在

■ももちゃんが過去に書いた記事はこちら


ー受験、浪人を経てさとのば大学を選んでくれたももちゃんですが、最初はどのような進路を目指していたんですか?

デザインをやりたかったので、国公立の美術大学を目指していました。デザインを学んで、”日常のちょっといい”を作りたいと考えていました。国公立に絞っていたのは学費の面において、家の経済状況を見るに難しかったからです。

ー実際に受けた試験の形式を教えてください

現役の時は総合型、学校推薦、一般(前期・中期)、浪人していた時は総合型、一般(前期・中期・後期)と受けられるもの全て受けました。

ー受験期はどのような感じでしたか?

成績が上がらないこと、周りがどんどん進路が確定していくことへの焦りがありました。だんだん、何を自分はやりたいんだろう?お金があったら何も考えず進路を選べたのかな?と考えたり、否定され続けて報われなくてわたしにはなんの価値もないんだと、かなりネガティブになっていました。

高校卒業時のももちゃん

ー美術大学を目指していたももちゃんですが、どのようにしてさとのばと出会ったんですか?

浪人していた年(2022年)の9月くらいに、noteでたまたまホームのおすすめにさとのば大学の記事が上がってきたんです。「受験の天王山」「進路を変えた」とあって、受験で脳みそ支配されていたから、吸い込まれるように開いてみたのが最初の出会いでした。
そこから流れてHPにたどり着いたけど、第一印象は「情報これだけ?」ちょっとした怪しさに訝しんでいました(笑)
けど、1年ごとに住む地域を変えられるって楽しそうだなと思ったし、プロジェクトのことはよくわからないけど、この環境はすごく成長できそうだなと思ったし、何より家から出たかったのが大きな理由です。

五城目町では、朝市で出店にチャレンジしました

ー進路を変える決断に至るまでの自分の中での葛藤、家族の理解を得る難しさなどはありましたか?

そんな感じだったので、その時はブラウザバックしたけど、3月に今年の入試も全部ダメでした、ってなって、どうしようになって、でもこれ以上浪人続けるのはしんどかったし、何か道はあるかと思って、出願期間が長い通信制大学を調べました。
その過程で、ちゃんと覚えていないけどさとのばっていう旅する大学あったなと思い出して、3月下旬も下旬に父親にここに行こうと思うんだけどと伝えました。説明会とか一回も参加したことなかったのに(笑)
戸惑いとかはあまりなくて、この状況をどうにかしなきゃという一心で、もはややけくそ。家族と特に揉めるとかはなく、父の働く高校がさとのばの連携校だったというのもあって、多分ちょっと面白がられていたと思います。母は、わたしがさらに遠くへ行ってしまうことへの寂しさがあったようだけど、なんだかんだ仕送りくれるし、たまーに電話くるくらいで、両親ともわたしのやりたいことなら自由にやればいいんじゃないかと思っている人なので、とんとん拍子に進めたのかもしれません。

ーお父さんがさとのば大学と関係あるとは!まさにご縁ですね。では、さとのば大学に入って楽しいこと、学びになったこと、得られた人との出会いやつながりを教えてください。

社会が望む姿や、こうあるべきという当たり前の姿に矯正されるのではなくて、自分がどういう人間なのか(何が好きで、何が得意で、どういう願いを持っているのか…とか)を知ることができるのが楽しいなと思ったし、嬉しいなと感じました。ちゃんと、生きてるなって思えて
学びになったことは2つ。1つは、課題解決をしようとした時に、楽しく解決していいんだ!ということ。2つ目は、対話の中で生まれることが多すぎるということ。
また、さとのばに入ってからの人との出会いやつながりによって生まれたものはわたしの人生にも大きな影響を与えていると感じます。おかげで、「縁結びの神様になりたい」というテーマを見つけることができたし、地域で活動する中でSNSのつながりも増えたり、そこから新しい活動を始めることができたり成功体験を積めたり…見える世界が広がって、より生き生きといられることは大切にしたいものです。

ー2年目になり、たくさんの学びを得ているももちゃん。本当に納得する進路を選ぶのに大切なことは何だと思いますか?

誰かに言われるからではなくて、自分の心に従うこと
大学受験に失敗して、跡がない状況になったからこそ火事場の馬鹿力というか、躊躇わず飛び込めたのかなと思って、それは自分の生き方を変えることになったから割とあれでもいい経験だったなと思う。
さらに言うと、大学にそのまま受かっていたら今の出会えた人たちもいなかっただろうし、こんな経験もできていなかっただろうし、大学に落ちててよかったなって。それくらい、生きた学びをできているなと感じています

大切な仲間もたくさんできました

ー最後に、当時の自分と同じような状況の人へメッセージをお願いします!

どんな道を選んでも、失敗しても、自分が本当に望む道だったり心が生きていれば悪いようにはならない。正解はひとつじゃない!


■暮らしながらプロジェクトを実践する、さとのば大学の学びのフィールドは全国各地
さとのば大学では、4年間1年ずつ多様な地域へ留学し、地域での様々な人との出会いや対話を通して自分自身の関心を探り、マイプロジェクトへと繋げて実践していきます。ぜひあなたらしさが活かせる地域を、見つけに行きませんか。

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