仕組み
誰かに傷つけられたと思い込んだら
それは裏切られたということになって
それは怒りに変わり、憎しみに変わる
復讐しようと思ってしまう
人は愚かにできているから
どこかで気付いて打ち消したり
間違ったら訂正したり
直して直して直して
まっすぐになるようにしようとする
でも真っ直ぐな風になろうとすればするほど
実は裏腹で曲がりくねった心になって
歪なまままともなひとを演じていたりする
嫌気がさしても、仕方がないほど
世界はそういう風に出来ていたりして
できるだけマシな方、できるだけより良い方
選択して間違ってまた直して
それが人生なのだから
それが生きることなのだから
どんなに愚かで罪深く傷ついていても
この世界に嫌気がさして死にたくなっても
それでも愛情を信じて 幸せを目指して
履き違えてもいいから過ちを犯しながら
それでも 泣いて叫んで喚いても
その傷を見つめて生きていこう