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2016年12月の記事一覧
夜が溶ける
君の悲しみもほどける
赤い糸を撚り合わせて
近づいていく、誰かの背中
気持ちも夢もすぐ忘れちゃうけど
この身体が私
この髪も、声も
ずっと忘れていた
薄っぺらい身体の真ん中にちゃんと心がある
気のせい、
寄りかかりたい気持ちが一瞬よぎる
気のせい、
じゃあ誰なら満足できるの
嗚呼楽しいね
温かいのに触れて
自分の手の冷たさを知るように
苦しい恋をしていたことに初めて気づく
奪ってほしいのは例えば罪悪感
見つめ合って渇ききって
長くは続かない夜
あたしは与えることで復讐する
恋されても愛されても
必要とされない限り満たされない
恋は一人で出来るし
愛も、たぶんそう
いつだって今日が運命の日