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なにくそラン175日目 「ランの重要度が自分の中でにわかに上がってきた」

ラン嫌いなボクだけど、2018年3月に突然ほとんどの魚介類が食べられないアレルギーになり、それがつらすぎてウツの闇に落ちそうになったことをきっかけに、とにかく闘おうと「なにくそラン」を始めた。その闘いの記録です。冬の朝はランを憎みながら走り始めますw


ちょうど元日が175日目だった。

毎朝3キロ。通算525キロ。
とりあえず一日も休まず続いている。

ラン嫌いのくせにまぁまぁやるやん!って我ながら思うけど、目標は1000日だ。せめて365日続くまでは自分を褒めたくない。

つまり、175日ってことはまだ范文雀だ。いや半分弱だ。范文雀はX攻撃だ。昭和30年代生まれしか言わない親父ギャグだ。

まだまだ先は長いぞ。


正月ってありがたい。
気持ち的にリセットされ、モチベーションが改まる。

実は、冬の朝は寒すぎることもあって、なんとかさぼりたいと思い始めていたんだけど、ちょうどいいタイミングで正月が来て、いい感じで気持ちがリセットされた。

うん、寒すぎてつらいのもあと2ヶ月だ。
1日1日地道に乗り切ろう。


この正月休みはいろんなことを考えた。
自分でも意外なくらい「今年は59歳になる年だ。ということは来年は60歳だ」ということを意識した。

いや、そんなことずっと前からわかっていたじゃん!

自分でもそう思う。
だけど、正月特有の「気持ちのリセット」で、「あ、もう、あっという間に60歳なんだ!」って急に現実感が増した。

そして急に「自分が所有している残り時間」がリアルに見えてきた。

おい、あとたった21年しかないぞ、って。


ボクは人生80歳ピーク説で生きている。
そう公言し続け、自分に言い聞かせ続けたことで、この頃では普通にそう思えるようになった。

こう考え続けるイイトコロは、「80歳までは登り坂」と習慣的に考えるので、60歳程度では人生のまとめに入らないことだ。

いや、これ本当に大事。
このくらいの歳になるとわかるけど、多くの人が少しずつ人生のまとめに入ってしまう

そろそろいい年齢だしな、まぁもうトシだし仕方ないか、とか思っちゃうのである。


80歳をピークと考えるのなら、それは、ない。
まだまだ登り坂が続く。
俯瞰して考えると、それはイイコトだ。

ただ、同時にボクは知っている。
80歳で「体力のピーク」を迎えることはないことも。

体力だけは、どうしても落ちていく。
これは30代より40代、40代より50代、とリアルに体験してきたことだ。

そして、病気になったり、不具合が起こったりもこれからさらに増えていくだろう。特に70歳から80歳の10年は、いまよりもっと「体力問題」を突きつけられるだろう。

というか、70歳越えて5年も経つと、普通に考えて、かなり老いぼれる。



元日にこんなことを考えていた。

そして、この21年の中でも、まだギリギリ体力が残っている60歳から70歳の10年は、特に大切な10年になります。

そういう意味で、59歳になる今年は、その10年のための大切な準備の年。

ちょっといままでの人生になかったくらい勤勉な1年にしようと思っています。

特にチカラを入れるのは、インプット。

知識的・理論的なこともかなりインプット&アップデートするつもりだけど、「心への水やり」としての情緒的なインプットも相当がんばるつもり。

ちょっと油断すると「面倒くさい」「疲れた」「まぁいいか」「明日にしよう」とか言いがちな年齢だけに、本気で自分に鞭打ちたい

この1年のインプットが、残りの20年の登り坂に大きな影響を与えるのは明白なので、自分を叱咤激励してしっかり準備しようと思っています。


いや、ほんとマジメすぎる感じなんだけど、なんつうか、やっぱり70歳までが体力的にラストチャンスな気がするわけです。

そういう意味で「もう後がない」感じが強くなってきて。

これが30代とか40代だと、多少さぼっても、遠回りしても、寄り道してもまだまだ取り返しが付く。

でも、今年は59歳。
来年から「まだギリギリ体力が残っている60歳から70歳の10年」が始まる、となると、もうホント後がない


というわけで、この「なにくそラン」の重要度が自分の中でにわかに上がってきたのである。

闘アレ(アレルギーと闘う)が第一義ではあるんだけど、「体力的にラストチャンスである10年を迎えるに当たってのカラダの整備・準備」という意味がにわかに増してきた感じ。


もちろん、いまから体力がつくなんて、都合のいいことは思ってない。
でも、体力が落ちるスピードは落とせるはずだ。

人生のラストチャンスのためにも、頑張ろう。

体力的に充実した日々を送るために、地道に毎日ちゃんと走ろう。

そう思っている正月のボクでした。

そうは言っても寒い早朝に外に出るときは、相変わらずランを憎みますw




重要度は増し続けてるけど、大会出たりマラソン走ったりするつもりはないので、念のため。→ランナーの友人の方々へ。

※※
年始に読んだ友人の記事がとても良かった。
この「330kmのトレイルラン」って、読み方によっては本当に人生そのもので。

特に終わりのころの走り方や楽しみ方やつらさの逃し方など、人生的にとても参考になったので、リンク、載せときます。

全五回の長編なれど、写真も多くあっという間に読めるので、興味ある方は是非。

ちなみに途中でコミュニティ4thのTシャツも着てくれている!


※※※
こちらにRUNログはまとめてあります。


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さとなお(佐藤尚之)
古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。