友だちの妊娠報告がこわかったときもあった。
妊活関連で悩んでいるひとはきっとわかるであろう、妊娠報告の恐怖。
これからどうしようか決め切れていないときは、わたしもモヤモヤしていた。
なんだかわたしだけ置いてけぼりのような。
まだまだのんびり決断を先延ばしにしたいのに、一気に現実を見せつけられたような気もした。
わたし以外、みんなスムーズに物事が進んでいるように見えて当時はうらやましく思っていた。
言わないだけで彼女たちも何かしらの悩みはあったのかもな、と今となっては思えるが。
隣の芝生は青く見える、とはまさにこういうことだと思った。
当時のわたし自身の悩みは、友だちには一切話していなかったし素振りすら見せなかった。
友だちからすると、わたしがこんなにも頭を悩ませているとは思いもしなかっただろう。
逆にわたしの当時の状況をうらやましく思う人ももしかしたらいたかもしれない。
焦りや迷いの感情があった時期に友だちの妊娠報告が立て続いた。
もちろん表向きは全力で祝福していたが、こころの奥底には黒い感情も正直あった。
友だちなのにこころから素直に喜べない自分に、性格わるいなぁ、、、と落ち込む日々だった。
結婚してから新幹線で3~4時間ほどかかるところに住んでいたので、友だちになかなか会えなかったことは不幸中の幸いだった。
滅多に帰省もしなかったし、気軽に会える距離ではなかったことを理由に会わずに済んだ。
また会いたいね~なんて言いながら。
こんな感情の自分で誰にも会いたくなかった。
ただ、Instagramはどうにもできなかった。
見るのがしんどくなってしまい、少し経ってからひっそりとやめてしまった。
最近は年賀状もやめる人が多いので、波に乗ってみました~!みたいな理由を使って年賀状もやめた。
家族の成長の過程を毎年送られてくると思うと、先手を打ってしまった。
当時はよほど悩んでいたのだろう。笑
自分のこころを守る手段として、遮りたいものがたくさんあった。
(自分勝手だと思われても仕方ないが、悩んでいる人にしかわからない感情もあるのです…)
わが家は夫婦2人で生きていくんだ!と決めてからは、そのような感情はすっかりどこかへ行ってしまった。
今となってはむしろウェルカムなぐらいだ。
ただ、Instagramや年賀状などをやめてしまったので、仲違いをしたわけではないのに自然と疎遠になってしまった子はいる。
世の中が自粛期間中であったこともあり、さらに追い討ちをかけた。
ただでさえ転勤族は疎遠になりやすいのになぁ、、、
LINEやメールをすればすぐに連絡はとれるが、マメに連絡をとるタイプではないことと、今更感もあってなかなか一歩踏み出せない。
あとは近況がわからないのでためらうのと、子育て真っ只中で忙しいかな~?という遠慮もかなりある。
Instagramの気軽にずっと繋がれる感じ、あれはすごく良いことだったんだなぁ~と改めてを実感した。笑
その点はすこしだけ後悔している。
ライフステージが変われば人間関係に変化が出てくるのはごくあたり前のことであり、転勤族ならなおさらだと思う。
また月日が経ち、年代も変わることで、ふとなにかのきっかけで繋がることが出来たらいいなぁ。
あの時はこんな感じだったのよ~!と話したい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?