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理想の『子どもとの暮らし』を神戸で考える
神戸の長田に行ってきました
大好きなお友だちであり、保育士起業家としてこれまでわたしに大きな影響を与えてくれた小笠原舞ちゃん。
彼女が神戸の長田に移住してから数年が経ち、
2023年8月以降には本格的にゲストハウスを始めるという話を聴いて、早速泊まりに行ってきました。
長田のそのゲストハウス『とまりぎ』は、商店街があり、車も入れないような細い路地にある長屋です。バー『サカヅキ』も同じ長屋で、飲んだ後に徒歩5秒で宿に帰れるという魅力もある。
(わたしはあまり飲めないけど)
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普通の宿泊ではなく、下町の暮らしを体験できるのは、子育て世代にはとてもありがたく、また新鮮で、そして刺激的。
とてもとても充実した体験ができたので、
今回は、子連れ(6歳👧&3歳👦)母子、長田での2泊3日をご紹介します。
ちなみに、
asobi基地仲間でもあるお友だち母子との
個人ツアーでございます☺️
神戸のどうぶつ王国は子連れに最適
ちょっと本題とは逸れますが、どうぶつ王国の話をさせてください。(したいだけ)
この日は土曜日の朝早く、新幹線で神戸入りして、神戸どうぶつ王国に行きました。
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※ハシビロコウのためにです。
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新神戸駅から三宮に出て、ポートライナーでどうぶつ王国へ。
ここはほとんどの場所が屋内なので、真夏でも真冬でも過ごしやすく、子連れには最適です。
混み具合も、東京に比べて余裕がありますしね。
動物との距離も近いので、わくわく感上がります。
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そう、動物園としてのスペックはかなり高めなのです。そういう意味でわたしは超満足(動物好き)したのですが、やはり子連れ動物園はそれだけで、疲れる😂😂
開園の10時から2時まで堪能して、どうぶつ王国にバイバイ👋
『とまりぎ』のアットホーム感は完璧!
そういうわけで、
かなりの疲労感と共に、
『とまりぎ』に到着した私たち。
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昔ながらの長屋なので低めの扉。
これだけでキュンキュンしませんか?
懐かしい雰囲気と共に、『とまりぎ』に入っていくと、とってもシンプルな作りで、しかも間取りも懐かしい。ふすまは取り外し自由なので、子どもが寝たらふすまを閉めて、大人だけでお喋りタイムも楽しめます。
おもちゃも少し用意してあるので、子どもたちもすぐに遊びはじめることができて、大人たちは一息つけます。←重要
そして、ゲストハウスの前は路地なのですが、キックボードや石遊びなど、すぐに見えるところであそび始めることができます。
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子連れとはこういうこと。
ご近所さんとの交流について
マンションが多くなって、一戸建てであっても、ご近所さんとあまり顔を合わせなくなった現代。
隣にどういう人が住んでいるか知らない、とか、
マンションに住んでいても、下の階の人に迷惑じゃないだろうかと不安、とか、近所で会う人たちが誰だかわからないし挨拶はしていない、というようなことが普通になりつつあります。
一昔前までは、ご近所同士が協力し合って子育てを乗り越えていたのでしょう。
時には大人同士、価値観が合わなくなって困ったり、悩んだりしながら、
それでも子どもたちはすくすくと育っていったんだと思います。
ギリギリ昭和生まれのわたしは、たぶんその境にいる。
ご近所さん問題みたいなものに悩みながら、家族単体の方が楽だわ、というような気持ちもわかるけど、一方で、『子育て』って親だけでは限界がある、それくらい大変なものだよね。という強い実感もある。
家族単位での生活が普通になっていくのを目の当たりにしながらも、どこかで繋がりを求めている自分もいる。
だから、それを同世代で実現しようとしている舞ちゃんの考えには、強く感激しました。
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『とまりぎ』周りの路地の雰囲気が、
あたたかい理由
『とまりぎ』の前は細い路地。
そこには、近所の人たちに「ありがとう」の気持ちを持ちながら、子どもを自由に遊ばせてあげられる環境がありました。
近所のおじちゃんおばちゃんたちは、わたしたちが「おじゃましています」と言うと、にこにこしながら「ゆっくりしてってー」と声をかけてくれる。
「うるさくてごめんなさい」と言えば、「いいのよ」と言ってくれる。
こちら側が交流を持とうと努力することで、近所の人たちも安心してくれるんだな、という当たり前のことを、今回改めて感じました。
そしてきっと挨拶を自分からすることに慣れていないゲストも、ここでは挨拶しやすいようにという意味もあるのか、『とまりぎ』『サカヅキ』運営の舞ちゃんひろき君夫婦は、普段から子どもたちと共に町での挨拶を欠かしません。
こういう近所付き合い、地域とのつながりというのは、自分発信でしていくものだし、挨拶をするというのは、本来とても気持ちの良いものなんだということにも、ハッとさせられました。
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月に一度開店するカフェmariage(マリアージュ)
『とまりぎ』の2軒隣は、オーナー池田家のひろきくんが経営する、バー『さかづき』。
そこでは月に一度、ママたちが中心となって運営するカフェ『mariage』もオープンします。
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お店の前でかき氷やさんをやってくれる親子も☺️
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ほおばるわたしたち
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素敵なあたたかい雰囲気を纏ったメンバーたちと、おしゃべりしたり、ごはんやケーキを食べてまったりしたり、子ども同士が勝手に遊び始めたり。
色々なことが生み出される、生み出せる場所です。
もちろん宿泊者も遊びに行けて、お昼はのんちゃんが作ったピザを頼み、美味しいケーキとコーヒーも注文しました!
子育てに疲れている、疲れていることに気づいてないあなたも
『とまりぎ』は、子育て中の家族にはとてもおすすめです。子どもがいると、どうしても周りに迷惑をかけそうになることがある。でもそれが子どもです。
周りに迷惑をかけないこと、をがんばるのと、周りに迷惑をかけながらも、子どもをのびのびと遊ばせて自分も自分らしく過ごすこと、をがんばるのと、どちらが楽しいのだろうか。
どちらももちろん大変な部分はあるでしょう。
周りに迷惑をかけることに慣れてない人もいるだろうし、誰かと喋ったり感じよく振る舞うのも疲れる、というような人もいると思います。
でもそういうときは、
「ごめんなさい、いま私はひどく疲れているのです」と公言すれば良い。
それは、ここに泊まっていようがいまいが、同じです。
だけど、ここに泊まると、それが言いやすくなったり、自分の気持ちにもう一度向き合おうとする自分にも気づけると思います。
ただただ、楽しそう!というインスピレーションで泊まったって良い。
ここに泊まると、生活すること、生きることの楽しさを感じながら、休むことができます。
これから親になりたい人も
ぜひ、パートナーといっしょに泊まってみてください。
一泊することで、子どもとの暮らしって、こういう感じなの?ということを肌で感じることができるでしょう。色んな子どもたちが行き来し、オーナー池田家の子どもたちとも関われるこの場所は、
子どもという存在に慣れてなかったり、
「この人と子育てするのってどんな感じ?」と想像したくなったりするみんなに、
あたたかくリアルな子どもとの暮らしを紹介してくれるところ、なのです。
こんなところに自分は疑問を抱くんだ!とか、
子どもたちは可愛かった!とか、
そんなところから、子どもとの暮らしを体験し、イメージできるという、オプション付き。
もちろん、下町の商店街は歩くだけでとても素敵なデートになると思います。
徒歩の距離に色んなお店
今回は、歩いて行ける距離にベトナム料理屋39 SAIGONさんがあったので入りました。
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お好み焼きさんも何軒かあり、みんなでいっぱい食べました☺️
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コインランドリーも宿から徒歩1分。
スーパー銭湯あぐろの湯までは徒歩5分。
ごはんを食べる場所もあるので、ゆったりとできます。
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他にも魚屋さんやお肉屋さん。
よもぎ蒸し屋さん(?)
これは韓国風のサロンで、身体の中によもぎとか薬草の蒸気を取り入れるもの。
めちゃくちゃ暑くてめちゃくちゃ気持ち良いのでおすすめ!
そして、徒歩圏内に、小学校。
介護付き住宅として今話題の、
はっぴーの家ろっけん。
蝉の抜け殻をたくさん発見できる、公園。
生活に欠かせないものが、徒歩圏内にあって、
人間が必要なのものについて、考えさせられたりもします。
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気づきをたくさんもらえるゲストハウス
ゲストハウスの魅力って、やっぱり、オーナーとの距離感が近くて、そのことによりその町のことがよく知れること、ですよね。
わたしはそう思っています。
だけど、この『とまりぎ』では、町のことがよく知れる、以上の体験ができる。
町に入り込むことができるからこそ、気づくことがたくさんあります。
わたしはこれまで色んな町に住んできましたが、その町らしさというのは、どこにでもあります。
でもそういうのは、住んでみて初めてわかるようなことも多い。
それは、地域の人とどれだけ交流できているか、ということが大きいからだとわたしは思っています。
『とまりぎ』では、1泊すると、ちょっと知れるから、またいきたくなる。
そんな魅力もたっぷりあります。
自分にとって、理想の暮らしがどういうものなのか。
そんなことと向き合える、かけがえのない旅になるでしょう。
ぜひ、一度、体感しにいってみてね。
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