中年が突然筋トレする理由を考察してみた
多くないですか?
40代くらいになって急に筋トレ始める男性。
それまでヒョロヒョロだったおじさんが
気づいたらムキムキになってる現象。
自分の周りにもいます。
ムキムキのおっさん。
何で今更鍛えるんだろう
その歳になってモテたいのか?
マッスル中年って、なんか暑苦しくて嫌だ。
などなど、とても失礼な思いを抱いてました。
でもね、自分が40代になって何となくわかったんです。
今日はその考察を勝手ながら発表します。
何にも意識しなかった20代
20代は代謝がいいからというのもあって、
まず太りにくい。
圧倒的に。
そして太ったとしても数日で戻せる。
それはもう確実に。
少し勝手が異なってくる30代
太っても数日調整すれば元に戻っていた20代とは一転し、30代になると簡単には体重が落ちなくなる。
それは段階的に。そして着実に。
そして来るべき40代。
一発逆転を果たすにはもうゆるゆると食事制限なんてしてても間に合わない。
風呂に入る時に見る自分の裸を直視できない。
だらんとした胸、浮き輪のような横腹、陰部を隠すごとき腹。
もはや絶望的に。そして屈辱的に。
ここで「変わるか変わらないか」と言う選択が訪れるのだ。
一念発起してジムに通う。もしくは宅トレを始める。
これが40代筋トレの原点なのである。
崖っぷちに立たされた中年による最後のあがき。それはモテたいとかではなく、単なる自分の老いへの拒否なのだ。
そこから少しずつ、体つきは変わる。
顔の皺や白髪の数は自分ではなんともならないが、筋トレは裏切らない。
努力で補うことができる。
そしてやりすぎる。
毎日見てる自分の裸に対して、
「あれ、ちょっとたるんでないか」
なんて疑ってくる。
これにより筋トレに拍車がかかる。
こうなるとこのループは止まらない。
そして知らず知らずのうちにマッチョ中年ができあがる。あのだるんとした体に戻りたくない。
その一心で後退を怖がるのだ。
ムキムキでないとダメだと言う強迫観念が自分を襲う。
お気づきだろうか。
そう、体はムキムキになる一方で心はガリガリになっていっているんだ。
なんという悲劇。運命の悪戯。
そんな中で強そうに見られて時にきつく当たられる中年マッチョ。
どうか皆さん、優しくしてあげてください。
そう、献身的に。