ほんとうに頭が良くなる世界最高の子ども英語
【今日の読書旅】Day143
ほんとうに頭が良くなる世界最高の子ども英語
齋藤 淳 著 ダイヤモンド社 2018年
バイリンガルの姉弟2人を育てた元イエール大学助教授が語る!トップクラスの人気塾で3000人超が実践したメソッド!
❶[3セレクト]
①なぜ英語が「本当に賢い子」を育てるのか
著者の英語塾に通うと、「国語」から先に結果が出る子たちがいる。
その理由は、著者が伝えているメソッドが「英語力」だけでなく、独力で何かを学んだり考えたりする総合力な能力、いわば知力を高めるから。
子どもの英語力を正しく磨いていれば、「学校の成績がよくなる」とか「外国語がペラペラと流暢に話せる」と言った表面的なメリット以上のものが手に入る。
「本当に頭がいい子を育てたい」人にとっては、英語こそが最も確実、最も頼りになる「最強のツール」になる。
②従来の教育法で「英語が話せる子」が育たないワケ
英語が話せる子が育たないのは、教育法に原因がある。教え方が間違っている。
「英語力」は親から子への最良のプレゼントになる。
これから日本がどのように変化しようとも、そのなかでたくましく思考し、しなやかに生きていける本物の知性を育てるのが親の役目。
本当の頭の良さを身につけるには、「英語」が力になってくれる。
アカデミックな研究分野でも、「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」ということが知見として蓄積されつつある。
英語を正しく学べば、英語以外の力も同時に高まる。
英語力と知性を伸ばすには、「環境づくり」が9割を占める。
著者は、祖父がくれた短波ラジオが英語力を伸ばすための分岐点になっている。
③間違った学び方を捨てる
私たち親世代の「英語学習」のイメージはかなり時代遅れである可能性が高い。「英語」科目に成功体験がある保護者ほど、年齢や時代の違いを無視したまま、つい間違った勉強法を我が子に強いてしまいがち。
その親御さんたちが、仕事や日常せいかつで英語を使いこなせているかというと、そうではないことがほとんど。間違った方法をなぞらせるのはやめるべき。
【発想転換】
1、「文字」ではなく「音」から学ぶ
2、「断片」ではなく「かたまり」から学ぶ
3、「英語を」ではなく「英語で」学ぶ
+1:最高の語学学習法は赤ちゃんが知っている
新たに言語を学ぶ時には「音」から入るのが正解。
音から入れば、短期間で一気に上達する。
赤ちゃんが母国語を身につけていく時には、”文字を使わずに”音とモノの対応関係をつくっていく。
「うーうー」といううなり声→「言葉」へと成長していく。
赤ちゃんは、状況のなか言葉を習得していく。古い英語教育のように、文脈や状況に乏しい教育ではなかなか使える英語力にはなりにくい。
❷[マイエピソード]
いちばん英語力が身についたと実感したのは、10代で1人でアメリカへ旅行した時。旅行する少し前から、旅行先に住んでいる海外のペンパルフレンドとMSNメッセンジャーでやりとりをし、現地の情報収集をしたり、現地につくと、ツアーガイドは使わずに、やりとりしていた友人に現地を案内してもらったりした。その後、海外の大学へ留学し寮生活を体験。
著者のいうように、英語が必要な環境に身を置くことで、いきた英語力が身についていくことを実感した私の体験。
❸[今日からのアクション]
甥っ子の頭が、遠回りの学習法が染み付いて、凝り固まってしまう前に、一緒に第2言語学習をする。私は…中国語を少しずつ始めてみる。
ブログ記事執筆者について
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