全米25万人を変えた 脱ネガティブ思考入門書の決定版「セルフトーク超入門」
【今日の本】
『セルフトーク超入門』
シャド・ヘルムステッター著 朝日新聞出版 2020年
全米で25万人を変えた
脱ネガティブ思考入門書の決定版
「ダメに決まってる」
「やるだけ無駄だ」
「自分は運が悪い」
(マイストーリー)
昔の私は、ネガティブまみれでした。
まだ始まったばかりの人生に対して、もう人生は終わったかのような諦めモードで生きていました。
私は、数々の本と病気が自分の愚かさに気づかせてくれたのですが、
そのまま生きていたら、身も心も間違いなく崩壊していました。
ネガティブな自分に心底うんざりすれば、人は自分で変わろう!と力強く決断できるもの。それから私は、自分から絶対にネガティブな言葉は発しない!と決めました。
”心のつぶやきを変えれば人生は変わる”
情報を定着させるカギは「繰り返し」
あなたが信じていること、考えていること、言っていること、していることは全て、他者から受け取ったプログラムの結果。
❶[3セレクト]
①ネガティブなセルフトークとは?
うまくいかないという視点で考えたり行ったりする全てのこと
強みではなく弱みに意識を向けて考えたり行ったりする全てのこと
自分が何かを成し遂げるのを妨げる方向で考えたり行ったりする全てのこと 他
【具体例】
「何をしてもうまくいかない」
「たぶん今回も失敗するだろう」
「結局、こうなると思っていた」
「私はなんて頭が悪いんだ」
「もっと頭がよければなぁ」
「私には全然才能がない」
「いつもお金がなくて困っている」
「いくら時間があっても足りない」
「もう昔のような体力がない」
「みんなに嫌われている」
こういうネガティブなフレーズを繰り返すたびに、あなたは自分について言っていることを信じるように脳に働きかけている。
あなたが本気であろうとなかろうと、ネガティブなことを繰り返し言ったり考えたりすると、脳がそれを本気で受け止め、それを真実だと思ってしまう。やがて、ネガティブなセルフトークの常習化に繋がり、それがふだんの考え方になりやすい。
②なぜ、ネガティブなセルフトークをしてしまうのか?
病院の新生児室。あなたは、素晴らしい人生が開けるという希望に満ちて生まれた。無限の可能性と機会に溢れている。
果てしないポテンシャルを秘めていて、失敗するために生まれてきた赤ちゃんはいない。ところが、病院の快適なベットから出て退院するとき、最初のプログラミングが始める。様々なところからネガティブなメッセージが届くようになるからだ。
その後、18年間の間に推定148000回のネガティブな言葉を聞かされる。子供の脳にしてみれば、どんなことであれ、繰り返し言われたことが真実になる。
③「ネガティブセルフトーク障害」(著者独自のネーミング)
ネガティブなセルフトークをそのまま放置したら、やがて悲惨な結果をもたらす恐れがある。しかし、それゆえに人生が台無しになっていることを理解している人は、ごくわずかしかいないのが現状だ。
ネガティブセルフトークは、無意識に身につけた障害で、変えるために何もしないなら、それはますます悪化する。
【レベル】
ー軽度ー
すぐに疑念を抱く
わけもなく落ち込む
よく心配する など
ー中度ー
どうせうまくいかないと落ち込む
うんざりしながら1日のスタートをきる
抑うつ状態に陥りやすい
自分が得ている結果に腹を立てやすくなる など
ー重度ー
いつも人生をネガティブな視点からみる
たいて自己中心的で、他人のニーズを無視する
行動せずにイライラして過ごしている
自分は人生の敗北者になる運命だと思い込んでいる など
❷[エピソード] 脳の神経可塑性
脳の中にネガティブなプログラムを持っていたとしても、脳の神経可塑性のはたらきのおかげで、それを消去したり置換したりするのは何年もかからない。脳は変化するように設計されている。
【変化ためのステップ】
ステップ1:監視する
ステップ2:編集する
ステップ3:お手本をきく
❸[今日からのアクション]
ポジティブな人と一緒にいる。ポジティブな人の習慣を真似する。