失望と諦念(第49話)
SNSで大反響だった実話
「小5と余命宣告」続編(第49話)です。
父ひとり、子ひとりの家庭で育った娘が
小5の時に、その父の余命宣告を受け
その後の覚悟と成長を描いた実話。
脚色は一切なし。
むしろ、各方面に配慮し
わざわざ抑えて書いているくらいです(笑)
ということで、
これは長~く続く連載ものです。
思い込みという鎧を背負い、
重くなっているアナタに
非常識で自由な世界をお届けしています。
最終話まで読んでもらえたら
世界は、
自分が思っているより
ずっと優しくて
人生は、
覚悟を決めて動くだけで
意外にも簡単に思い通りになる
ということに気づけるかもしれません。
初めての方は、1話からどうぞ。
生きている父とは、もう会えないかもしれない…
という気掛かりがありながらも、
楽観的で切り替えが速い私は、
翌日には、
たぶん、大丈夫!!きっと!
という気持ちの方が強かった。
だって、
もうすぐで夢が叶う!!
やっと!
願いに願った「海外留学」という夢が
もうすぐ実現するんだ!
行ってみたいなぁ~
とか
行けたら、いいよねぇ
じゃなくて、
行くっ!!
と決めてから、
約4年間動いてきたんだ。
そのために必要なことにすべてに
その時々の全力を注いできたんだ!
そして、それがもうすぐ実現する!
そのわくわくとドキドキは
父親を心配する気持ちを
見事に打ち消していた。
初めての飛行機、初めての海外。
私の英語は、ちゃんと通じるのか?
ホストファミリーとちゃんと合流できるのか?
荷物は盗まれないのか?
朝、ちゃんと起きれるのか??
気になりだしたら、キリがない。
あーーーもう!
なんとでもなれっ!
大きなトランクを抱えて、いざ出国っ!!!
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