旅先で出会う母
わたしは実の母親とは合わない。
そのかわりに?旅先で母親のような優しさに触れる経験をする。かわりなんてなくてすべて幻想だということも最近やっと腑におちてきています。
2020年1月 @フランス🇫🇷
夕方のメトロ。混み合う車内、手すりは届かぬほどに高い。パリのメトロはスリも多いのでは?と不安も抱えつつ。どこにでも一人で行ってしまうわたしでも少しドキドキの体験でした。大きく揺れたその瞬間に、前に座られていたマダムがわたしに手を差し伸べてくれました。わたしは素直にその手をとれなかったけれど、目では感謝のエネルギーを送れていたと思う。あの方なら感じとってくれたはずだ。ひとことmerciと言えたらよかったのだけど。この一瞬の出来事でも必ずなにか縁があったからこそのことと思っている。青い瞳の華奢な素敵なご婦人。また会いたい。会える。
この体験の他にも、電車の切符ひとつ買えないわたしはいろいろな人にサポートしてもらったのです。わたしはパリで人に助けてもらっていいということを自分自身に許しに行ったのかもしれない。伝わるうれしさ。心からの感謝。そしてわたしも日本で同じようなことをしていることにも気づいた。自分が出しているものが返ってくる。わたしはよく道を聞かれたりするので、パリでも困ったらすぐに助けてもらえたのだと感じています。
あと数ヶ月後だったら、フランス旅行は行けなかったでしょう。(コロナ騒ぎ)この時の決断をした自分にありがとう。この体験を持ててしあわせです。
2019年7月 @韓国🇰🇷
誕生日を韓国で過ごしました。誕生日の朝にソウルをお散歩してキンパを買いました。オモニの味♡お母さんが握ってくれるおにぎりが一番いい♡そういう感覚です。単純にご飯とのりとごま油と、、いう組み合わせが好みということも相まって。ニコニコしながらお互い言葉がわからないながらもコミュニケーションをとれているのがうれしかったです。ホテルに帰って他の場所で買ってきたケーキと共にいただきました。異国であたたかな誕生日。生まれてこれたのは合わない母親がいるから。そしてそれを選んだのはわたし。傷つけ合う必要はなく、距離を取ればいい。感謝はしている。
前夜は屋台?のような場所でごはんを食べて。韓国語で美味しかったと伝えたら素敵な笑顔をいただけました。笑顔が一番!笑うってことの効能をしみじみ考えています。よく笑う人生がいい○
振り返ることで自分を知ることができる。この作業を続けていきたい。