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第1話:崖っぷち限界アラサー、マンダラチャートに遭遇する。【マンダラチャート初心者必見🔰】
※この投稿は崖っぷち限界アラサー女がひょんなことから仏教の思考の宝庫「マンダラチャート」に出会い、人生を逆転していくまでのドキュメントエッセイである。
…ですが、今回も引き続き、出会うまでのなれそめのお話。
前回の記事はこちら⬇
◆前回のあらすじ
悩みはあるけど多すぎて動けない崖っぷち限界アラサーこと筆者。
職場の謀略にはまり追い込まれ、身体を壊して大ピンチに陥ってしまう。
そんな中参加したイベントで無料だからと参加を決めたマンダラチャートワークショップ。
そこにいたのは…アロハシャツの愉快そうなおっちゃん講師。
筆者は不安でびくびくしていたのだった。
いや本当に大丈夫なのこれ
◆アロハシャツは誰だ
ワークショップの概要と参加者
まず、ワークショップの流れについて。
このような流れで進んでいった。
自己紹介(名前、出身、昨日食べた夕飯)
マンダラチャートについての説明
2024年後半目標のマンダラチャート作成
全員で内容をシェア
ワークショップに参加したのは私を含めて全部で4人。
おっちゃんと知り合いらしいお姉さん
私より少し年上の会社員のお兄さん
私
最後に講師かつ進行役の例のアロハなおっちゃん
本人がわからないように、だいぶぼかして書いてみた。
ざくっとした説明で申し訳ない。
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めっちゃ健康的だとほめられた。
おっちゃんの正体
自己紹介のときに、ついにおっちゃんの正体が明らかに。
当たり前だけどこのおっちゃんはただの愉快なおっちゃんではなかった。
マンダラチャートの生みの親の松村寧雄氏のご子息
現マンダラチャート協会の代表理事
兼任で株式会社クローバー研究所の社長もされている松村剛志氏だったのである。
まさかの社長。
アロハシャツの愉快なおっちゃんと思っていた。
なんなら名乗られるまで大丈夫なのかめっちゃ不安だった。
社長、いまこの記事で懺悔します。
本当にごめんなさい!!!
以降、普段から呼んでいる松村社長で統一する。
◆マンダラチャートワークショップの内容
ここから先は、ワークショップで教わったことを参考に、紹介していくことにする。
聞いた内容なので、ここからは以後有識者よりご指摘が入った際は加筆修正していく。
マンダラチャートとは、故:松村寧雄氏(松村社長のお父様)が仏教の曼荼羅絵図からインスパイアを受けて開発した、9マス(3×3)または81マス(9×9)を用いて思考整理を行うフレームワークの名称のことである。
目標達成ツールとして、メジャーリーガーである大谷翔平選手が使用していたと注目を集めている。
現在はワーキングパーソンを中心に使用している人が多いのだとか。
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(フォーマット自作・参考例)
大谷選手は81マスを使用している。
限界アラサーこと筆者、実は大谷選手と同い年。
そしてこれは非常に個人的な話だが、好きな漫画も同じである。某J月刊誌で連載中の漫画だ。
故に思うのである。
崖っぷちが天才のツールなんて使えるわけないじゃん…と。
俗にいう無理ゲー状態である。
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さすが卑屈の代表格こと私である。
今回は私のような超初心者向けのワークショップなので、9マスタイプを使うことになった。
ほっとする筆者。
マンダラチャートと人生8大目標
今回のワークショップは、
2024年後半戦の人生8大目標を立ててみる!
を目標とすることとなった。
人生8大目標とはマンダラチャートの代表的なフレームワークの1種である。
人生とビジネスを豊かにするために設定した8個の項目
健康
仕事(キャリア)
経済(お金のこと)
家庭(家族間のこと、生活の仕方)
社会(自分の周りの環境、人間関係)
人格(自身のありたい姿)
学習(資格勉強等)
遊び(趣味・プライベート)
人生を豊かにするためにはこの8大目標が満遍なく充実していることが大事であり、これらのバランスを考慮した目標設定ができるのがマンダラチャートである。
と、松村社長より。
人生8大目標。
個人的に、これその通りだわ…感じた。
仕事不安定だと、休みの日も疲れて動けなくなってしまうことはよくあることだったから。
かといって、遊びに熱中すると虚弱体質ゆえにすぐに仕事に支障をきたす。
バランスを見るうえで、ちょうどいいな、と聞いていて感じた。
大まかな順番
基本の書き方は以下の通り。
①真ん中に目標を記載(中心核)
②書き順に沿って項目を埋める(枝、葉)
今回は②→①の順で書いていく。
※初心者はこの順のほうが書きやすいらしいが、
慣れてくると①→②で書けるようになるようだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1723458827178-a4jPkXVfX3.png)
次にそれ以外の枠を時計回りに入れていく。
マンダラチャートは、独特の書き方が存在する。
この順番は、生みの親である松村寧雄氏が考えたものだ。
曼荼羅におけるお釈迦様たちの序列順だとか、端っこを残しておけば書きやすい、関連するワードが浮かびやすいとか。諸説あるそうな。
今回は8大目標なので、マンダラ手帳で実際に採用されている画像の配置でやってみる。
ついに出てきたなマンダラ手帳。
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枠内の書き方
枠に書く際に意識するポイントは3つだ。
①ありたい・やりたいことを書いてから、それを実現するために今の段階で達成可能な目標(やること)を具体的に書くこと。
×朝活したい!→7時起きから5時起きにする。
〇朝活したい!→起きる時間から1週間ごとに5分ずつ早く起床する。
②答えは自分自身がもう持っていると考え、3つの軸で考えること。
1.目標達成のために新しく取り組むこと
2.引き続きこのまま継続すること
3.現状やっているけどやめること
③否定形な内容は控えること。
×読書時間を作りたい!→空き時間にスマホを弄るのをやめる!
〇読書時間を作りたい!→空き時間にスマホを弄ることを控える!
※書くとしたら、条件付き(ご褒美としてなど)にするといいらしい。
簡単に言うと、スモールステップを積み重ねていくことらしい。
大きすぎる目標はチャレンジしようという気をなくしてしまう。
継続することを軸にして取り組み内容を見直すとわかりやすい。
そして、やめる、~しないといった否定形は、破った時の罪悪感から推奨できない。
書くとしたら、条件付き(ご褒美としてなど)にするといい、という理由らしい。
目標を設定しても高すぎてどれだけ挫折したか!
できることに目を向けずに、新しいことを増やしてキャパオーバーは日常茶飯事!
禁止事項を増やして破ってしまい自己嫌悪!
そしてやらなくなる。さらに自己嫌悪になり卑屈が増す。
これ、足りないことそのまま指摘されている…
その通りだわ…
と、本日2回目のその通りが漏れた。
書いて終わりではない。
実際に書いたことを実行し、期間を決めて反省する。
そこでまたできる範囲で計画を立て直すことを繰り返す。
マンダラチャートは、そのようなツールらしい。
シェアする大切さ
書けたら、一人ずつ共有していく。
その時、必ず自分の発表の前に発表した方の内容について前向きなコメントを伝えるようにする。
マンダラチャートは自分で考えることももちろん可能だ。
でも、誰かと共有してみんなで一緒に問題を考えていくことも重要らしい。
これは、マンダラチャートの根幹である「マンダラ思考」と呼ばれるものの一つだそう。
この思考を用いることで、夢を叶える力がさらにブーストするそうだ。
これに関しては、追々紹介はしていきたい。
否定的なコメントではないので、ネガティブ思考の私でも安心して取り組みやすかった。
ちなみに私は、好きなものを食べないと言っていた方にこうコメント。
「好きなもの、食べないんですか?しんどくなる前に食べましょ…?好きなものは好き!で、少しずつ食べればいいんじゃないかって思うんです…」
社長からナイス!とコメントをもらった。
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特に食べることは貪欲
一項目書いてみていったんシェア。
その後全項目を書いて、最後に目標を中心核を入れてシェア。
これでワークショップの全体の流れだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1723464807098-ZuW9o5cb8E.jpg?width=1200)
時間制限があったので、字がいつもより汚いのはご愛敬。
書いてあるダジャレは松村社長が言っていたもの。
◆マンダラチャートをやってみて
マンダラチャートすご!!!!!!!!!!!!
これが、ワークショップを終えた私の正直な感想である。
正直、ここまですごいとは想像がついていなかった。
悩みの把握ができた
頭の中に浮かんでいたごちゃっとした悩みを、今までは1つずつ処理していかなくてはいけないと考えていた。脳みそのリソースが割けないと思っていたのだ。
紙に書いても同様に、1つの悩みについて考えすぎてほかに手が回らない状況だった。
マンダラチャートは1つの紙にほぼすべての悩みを記載することができる。
おかげで、どの悩みが頭のウエイトを占めているのかを可視化することができ、頭に余裕ができた。
解決策が見えてきた
今までは悩みや目標があっても、大きめの目標を立てて根本解決を行うことを意識していた。
ゆえに挫折し、うまくいかないことが多くあったのだと思う。
マンダラチャートでスモールステップを意識して書くことや、自分を信じることで回答を導き出していく。
複数目標でも少しずつ、できる範囲で初めてもいいことに希望を持てた。
そして、計画は期間を決めて立て直せることも、個人的にはありがたかった。
視野が広がった
アラサー独身一人暮らし。
悩みを話せる人も数少ない。
仕事でももちろん悩みを相談できる環境でもない。むしろ話したらさらに干される。
そんな中で、周囲の意見を聞ける機会は非常にありがたかった。
自身の中で気付きを得られることができ、目標の再確認と解決に向けての行動の糸口が見えてきた。
そしてなにより、どんなに幸せに見える人でも私みたいにみんな目標に向かって悩んでいるんだな…ど、自分だけ悩みを抱えているわけではないことに安堵した。
自分の中のもやもやした気持ちが落ち着いてきたのであった。
マンダラチャートは現在地登録
「今は一度立ち止まるときじゃないのかな。」
「例えば階段の踊り場のような。例えば、カーナビで目的地を定めるような。カーナビって一度車停めるでしょ?あんな感じ」
松村社長は、ワークショップの最後にこう話してくれた。
そうだ、立ち止まって考えることを忘れていた。
現在進行形の悩みや嫌がらせに追われて、自分について向き合う時間をとっていなかった…とその一言で感じた。
まるで、やることはわかっているのに一人宙を浮いている状態になっていた。
浮いている自覚もなかった。
どうしたらいいかわからなかった。
マンダラチャートをやってみて、そして最後の社長の言葉で、地面にようやく足をつけた気分になった。
少しずつでいいから、書いて、確認して、目標に進んでいくことが重要なんだな~と、A4用紙いっぱいに書いた文字を見ながら納得したのだった。
実は松村社長達からは、それ以外にもためになるアドバイスをたくさん頂いたのだが、これもまたの機会に話すことにする。
◆逆転、開始。
マンダラチャート使ったら人生充実イージーモードにシフトできるのでは?
ワークショップ後、筆者は軽率に考えた。
よし決めた。善は急げだ。
好きなものには即動く。それがオタク!
フッ軽こそがオタクの真髄。私が意識して取り組んでいることである。
ワークショップ後に松村社長からマンダラチャートの参考書をその場で購入。
加えて松村社長はこんなことでは終わらなかった。
本当にありがたいことに、いろいろとプレゼントをくださったのだ。
ワークショップだけでも大収穫だったというのに、なんて御人である。
愉快そうなおっちゃんと言ってすみませんでした…
松村社長からのプレゼント
まず、まさかの2024年版のマンダラ手帳
前回の記事の通り、イベントのコーナーの戦利品でマンダラ手帳を確保しなかった私。
ワークショップ後にもちろん非常に悔いていたのだった。
茶色と赤があったので、赤い手帳をいただいた。
これはマンダラチャートを継続して取り組めという啓示なのだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1723462930272-iEiueV8Jgf.jpg?width=1200)
マンダラ手帳2025年版は、9月上旬に発売予定。
2つ目に、2つの朝活会のご紹介。
マンダラチャートの集まりは、朝活動されていることが多いらしい。
その中の2つを紹介していただいた。
1つは、マンダラチャート認定コーチの皆さんが週初めに集まるマンダラ朝会(招待制)。
もう1つは、土曜朝にとある認定コーチの方が開催している朝活会。
マンダラチャート協会の認定コーチセミナーを修了された、いわゆるマンダラチャートのプロ集団、それが認定コーチ。
実はワークショップに参加していたお姉さんも、認定コーチの方だった。
そんなプロ集団の中から経験を積むことができるなんて…いいんですか松村社長。素人が参加していいのか。
(社長は『謙遜しない!あなた結構すごい子だよ!!』と常に言っている)
本当に感謝しかない。
早起き頑張る。もうやるしかない。
そして最後に、同月に開催されるマンダラチャートフェスティバルの案内。
1年に1回、全国から認定コーチの方々やマンダラチャート愛好家の方々が集結する会。それがマンダラチャートフェスティバル!
今年は認定コーチの皆さんのセミナーが1人3コマ受けられるらしい。
これは勉強になりそうだ。
しかもマンダラチャートフェスティバルには私が志望している社労士や弁護士などの士業系の方や経営者も多く集まるらしく、一般平社員にとってはまさに人脈のアメリカンドリーム。
体力と時間を調整して参加をしてみることにしようと、スケジュールの調整を進めることにしたのだった。
後にここで重大な事実を知ることを、当時の私はまだ知らない…
まんだらこわい
ワークショップを終え、社長達とお話を終えて帰宅する頃にはなんとイベントは終了の時刻を回っていた。
松村社長達にお礼を伝え、会場の外に出た。
蒸し暑い風が全身にあたって、ようやくそこで現実に戻ってきたような感覚があった。
1日、非常に濃い時間を過ごすことができたと感じていた。
本当に1日でここまで心境が変わるものだろうか。
ビクビクしていろいろなことにおびえていたことが嘘のように調子が良かった。
マンダラチャート。
恐らくこれを使えば、人生逆転に大きく動き出せることは間違いない。
とりあえず、後日松村社長にお礼のメール。
それからまず行動してみよう。
…そういえば、先日行った面接の連絡が1週間届いていない。
諦めているけれど、一度こっちも連絡してみるか。
いただいた手帳や戦利品の重みにあっぷあっぷしながら、私は帰路に着いたのであった。
人生を変えた60分。
まんじゅうこわい。まんだらこわい。
ワークショップ自体は不定期で開催されている。
興味のある方は、ぜひマンダラチャート協会のサイトを確認してほしい。
次回は9月3日の予定らしい。
◆次回:崖っぷち限界アラサー、土曜朝活会に潜入する。
マンダラチャートをきっかけに動き出した筆者。
最初に繰り出すは松村社長にご紹介いただいた土曜朝活会!
潜入のための合言葉は…「犬の鳩胸」???
次回も読んでいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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◆あとがき:執筆余談(投稿にあたり御礼)
序章と第1話の執筆にあたり、松村社長に内容が問題ないか確認をお願いしたのである。
相手が楽しいことや面白いことが大好きで、明るくてユーモアもある方だということは私も会って日も浅いがよく知っている。
だが私は一介の平社員だ。
一企業の社長相手に「愉快なおっちゃん」という第一印象をありのまま記載するのは当たり前に非常識ではないかと思ったのである。
返信は一言。
「なんか楽しそうだから進めて!」
![](https://assets.st-note.com/img/1723455628355-CmKnqNzry8.png?width=1200)
こんなわけで、私の第一印象をそのまま記載させていただけたのだった。
松村社長、ありがとうございました!
そして、日頃大変お世話になっているみねのもみぢばさん。
note執筆にあたり色々とアドバイスをいただいた上
初投稿でおやつ代まで差し入れていただきました。
執筆にあたり、この場を借りてお礼をさせてください。
本当にありがとうございました!
もみぢばさんの最新投稿はこちらから⬇
更新の目安と、これからの流れについて
現在、毎週1回、土日のどちらかに投稿を予定。
※突発的な投稿も行う予定。
また、9月第一週の記事をもって、過去編(第●話形式)の連載を終了し、 以降はマンダラチャートの活用方法やマンダラ思考についてのこと、マンダラ以外のことも記事にしていくつもりだ。
マンダラ以外のことは何個か書きたいものがあるので、追々投稿はしたいな~と思っている。
◆筆者プロフィール
ちせんさとみ。
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アラサー。女。一応会社員。一人暮らし。独身。
18の時に進学のため上京。以来関東近辺の1Kで悠々自適に生活中。
趣味は紅茶とアニメと文房具。あと字をびっちりと書くこと。
自律神経や免疫低下のデバフ効果のある基礎疾患持ちではあるが、ひとり楽しく生きている。
…と書いてみたものの、実際はクォーターライフクライシスで悶々としているただの限界社会人である。
◆ちせんさとみSNS
X:@SatoMi_Chisen
「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です。