見出し画像

4年付き合った恋人に別れを告げました。

タイトルにありますように、先月、4年付き合った恋人とお別れをしました。


いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーしんどかった。

個人的に思うのは、振られるほうより振るほうがつらいんじゃないかということ。


彼とは結婚するつもりでした。そのつもりで、関東の公立大学を卒業後、縁もゆかりもない新潟という土地へ移住。移住を決断するときは、ものすごく迷いましたし、ものすごく不安でした。

友達も家族も知り合いですらいない。旅行ですら行ったことがなかったし、日本海側は天気が悪くて鬱になってしまう人が多いと聞いたことがあり、なんとなくマイナスな印象が強く、住みたいと思えなかった。

それでも彼が好きだったし、一生この人を笑わせていたいと思っていたから、『連れていかれる』ではなく、『自分の意思でついていく』ことを決めました。

彼の友達や家族とも非常に仲良くさせて頂いて、周りの誰から見ても幸せな恋人関係そのものだったと思います。

私もそうだと信じていました。



……でもね、わたし、4回くらい裏切られていました。笑


1度目はまだ付き合って2年くらいの時に、風俗に行かれました。おまけに病気を持ち帰ってきて、一緒に病院通い。「こういうこともあるよ、大丈夫だよ」と励まして必死に素敵な女性を演じていました。


こんなことを言うと『風俗は浮気じゃない』という人がいますが、その議論自体どうでも良くて。

浮気か浮気じゃないかなんてどうでもいい。


ただ、"自分の大切な人が知ったら傷付くだろうな"というところまで考えていない、想像力が足りないところに心がぐちゃぐちゃになりました。


私は大切な人に対して常に誠実でありたいと思うし、傷つけたくないという思いが働くので、そんなことをする彼を心の底からはどうしても許せなかった。

許すことも、別れる決心もできなかった。答えはどちらかしかないのに。弱かったんですよね。

1回くらいは見逃してあげないといけないとも思ったし、私にも悪いところがあったから仕方ないと思い込もうと努力しました。

地面に膝をつき、大粒の涙を流して過呼吸になりながら謝る彼に2回目はもうないと伝えて、許すことにしたんです。



でも2回目の裏切りは意外とすぐにやってきました。

出会い系サイトに登録して、女性といちゃいちゃメールをする、夜な夜な電話をする、深夜私が寝ている間に寝る間を惜しんでドライブなどをしていました。


メールをはじめて偶然見つけてしまった時はショックで息ができなくなりました。2回目の裏切りがあったら、別れようと思っていたので。


仕事中に発見してしまいましたが、目の前が真っ暗になり、心臓がバクバクするのを抑えて今後について考えながら働きました。今でも思い出すと泣きそうになります。


「なんでこんなことしたの?」

「もうしないって言ってたじゃん」

「わたし新潟にも来たし、結婚もするんじゃなかったの?」


いろんな思いが巡りました。

私も見知らぬ土地に移住するということは、相当な覚悟をしてきたわけです。だけど、結局覚悟をしていたのは私だけだったんだなと。あほらしくて帰り道は泣きながら笑ってしまいました。



3回目、4回目は詳細は知りません。本人に「何回くらいしたの?」と聞いたら、4回くらいって言ってたので、そうらしいです。はい。


もう今年の3月くらいからは何も感じなくなっていました。何されても、何も言われてもすべてがどうでも良かったです。

人って、信じてる人に裏切られて、何回もまた信じようって努力して、それでもまた裏切られてって繰り返すと、何も感じなくなるんだなと思いました。

信じようと決めたのは、私の責任であって、それを裏切ろうが裏切らまいが彼次第だと思ってます。

ただ、だったら「結婚しよう」なんて言わないで欲しかった。


それでも、ここまでくると裏切られることがもはや当たり前になるので、怖さも何もなかったんです。だからこのまま結婚しようと思っていました。


でも、本当にそれでいいのか、と頭を悩ませました。

だって、人生ってどんなに頑張ってもたった1度しかないんですよ。


「パートナーに裏切られ続ける人生って、私がやりたい人生なの?」


いやそうじゃないよな。よし、別れようと決心しました。


浮気され続けたこと以外にも、将来への考え方、働き方に対しての考え方、性に対しての考え方、色々と相違が浮き彫りになってきて、お互いが納得できる地点に降り立つことができなくなったのもあります。

話し合いはたくさんしてきたし、理解し合う努力はめちゃくちゃしてきた自負がお互いにあります。

でも、どんなに話しても納得できないことがあったのも事実で。だから色々なことを含めて考えて、思いを伝えました。


今後の彼のためにも、そうしようと思いました。人は一度大事なものを失わないと、本当の大切さが分からないのだと思います。本当に大切な人は当たり前にそばにいるかもしれないですが、それって全然当たり前じゃないってことを、身を持って彼に伝わればいいなと思っています。

人間的にはとてもいいやつなので、男として、これからどんどん大きい人間になっていって欲しいと強く願って。


辛かったですが、彼と付き合って、新潟という土地を知ることができて、住むことができたのは、私の人生の中でとても大きな財産になりました。


幸せのため息が出るほどの食、息をのむ景観、人がとにかく太陽みたいに温かく優しい。本当に素晴らしい土地で、仕事でも関わり続けたい、そんなふうに思います。


すべての経験をどう捉えるかは自分次第。

裏切られても、何度も許すのは優しさでも何でもないこと。

知らない土地に飛び込んでも、意外と何とかやっていけること。

自分にそんな行動力があったんだと気付けたこと。

場所にとらわれない働き方をしたいと思うようになったこと。


経験に対してどういう意味付けをするかによって、周囲から見たら負だと思われる経験も、自分にとってはプラスにしかならないんですよね。

だから、彼には本当に感謝しています。


ただ、逃した魚はでかかったと後悔はしていただいて、素敵な男性になってもらえたら。



たくさんの方から、リプライを頂いて、本当に感謝しています。

「応援してるよ」の言葉に何度目をうるませたことか。

本当に嬉しかったです。


これからもこんな私ですが、よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?