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私と亜急性壊死性リンパ節炎(菊池病)
私は2020年の10月に亜急性壊死性リンパ節炎になった。
この病気の特徴は、
①症状は発熱とリンパ節の腫れで主に首のリンパ節が多い
②発症する原因は今のところ不明で若い女性に多い
③治療法は対処療法しかない
らしい。
今までに聞いたことがない病気にかかったので、備忘録としてここに記しておくことにする。
9月の終わりの土曜日出勤の朝、私は左の首に違和感を感じた。
それは、 とても首が張っていて少し痛く感じるようだった。
ただでさえ土曜日出勤は嫌だったのに体調不良でとても萎えた。
その日は何とか仕事をこなしだが、へとへとになりどうにか家に帰ってきたのを覚えている。
その後もずっと首の張りと痛みは治まらず、むしろ酷くなっていった。
最初の首の違和感から1週間近くたった頃、私は仕事からの帰りにとうとう熱を出す。
その日は寒くもなく暑くもなく過ごしやすい日だったが、私は暑いようなでも寒いような感覚を覚えた。
あまりダルさは感じなかった。家につく頃には顔が火照っていたと思う。
これは熱がありそうと思い、計ると37.6℃あった。
食欲はあまりなかったがとりあえず夕食を食べ、すぐに布団に入る。
横になっている間も体が暑く感じていた。
2時間ほど眠り、もう一度計ると37.8℃あった。
この日は冷えピタをして寝た。
この時、私の首は少し力をいれただけで激痛が走るほどになっており、常に痛く布団からの寝、起きも首が痛くて辛かった。
次の日は元々有給を取っていたため休みだった。
今のご時世熱があるとコロナを疑われ簡単には病院に入れないことを知っていた。
そのため、PCR検査を受け3日後の結果を待った。
結果が出るまでの間、コロナではないと思っていたけど万が一なってたらと思うととても不安だった。
熱は昼間は下がっていたものの、夜になると上がってくるという状態だった。
検査結果は陰性だった。しかし、病院に入るにはもう一度検査が必要で今度は抗原検査を受けることになった。
無事二回目も陰性となり病院で診てもらえることになった。
耳鼻科の先生(首が痛いと言ったら内科ではなくこっちに通された)に首のリンパ節が腫れているといわれた。
首の痛いのと熱はリンパ節が腫れているせいと理由がすぐにわかりそこで安心できた。
血液検査と造影剤を使ったCT検査をしたところ、亜急性壊死性リンパ節炎と診断された。
亜急性とは急性と慢性の間で、1か月から3か月くらい完治までかかるといわれ、痛み止めと解熱剤をもらい家に帰った。
私の場合、完治まで3か月半くらいかかり、その間、首のリンパ節は1か所だけではなく何か所も腫れたり引いたりしていた。
ちなみに熱は1週間ほどで下がったが、人によっては1か月下がらないこともあるそうだ。
治るまで首の痛さで結構辛かったので、もう二度と罹りたくないが、再発することもあるらしい。
そうならないように祈ろう。