30代の胃袋とステーキの関係
私は今ニューヨークで暮らしている。
昨日はお祝い事があって、半年ぶりにステーキを食べに行った。
ニューヨークのグルメといえばステーキハウスである。
大臣もニューヨークに来ればステーキハウスに行く。
出張者が来れば、ステーキハウスを予約する。
いつも頼む焼き加減は、ミディアムレアと決まっていても、お店によってお肉も違えば、焼き加減も違う。
昨日のお店はセントラルパークの西南にあり、コロンバスサークルが見渡せ、立地がよく景色も楽しめる場所にある。
お店に向かう途中、大通りが封鎖されていた。パレードかと思いきや、デモの行進だった。
ニューヨークらしいな〜と思った。
お得なランチコースを横目に、お祝い事だからとポーターハウスを頼む。
付け合わせは、クリームスピナッチとポテトと決まっている。
雪が降ってきてケーキを買って帰るのも手間なので、ニューヨークチーズケーキとアイスがのっているホットファッジサンデーなる物を頼んでみた。
前菜とメインのステーキまでは、お腹が持つ。
せっかくだからとデザートを頼み、食べ始めると自責の念にかられる。
頭の中でひとり呟く。
「またやってしまった。」
口の中と、お腹の中がぐちゃぐちゃになっていく。
ステーキハウスに行き、食べ過ぎるまでが"いつもの出来事"になっている。
昨日は帰ってきて、胃薬を飲んだ。
こちらは"いつもの出来事"ではない。
そして、ふといつまでステーキハウスのコース料理が食べられるのだろうと考えた。
30歳の時は、負担を感じることなく完食できた気がする。
30半ばの現在は、胃薬にお世話になるけれど完食できる。
40歳になったら、どうなる、、、?
半年前、一緒にステーキを食べに行った方は年上の方で、私がぺろりと食べ終えたのを見て
「40近くなると、お肉が重くてね。」
と、半分しか食べていないお皿の前で苦笑いを洩らした。
30代になり、老化のスピードが加速するのを痛感していたが、"胃の調子"においても同じことが言えるのかもしれない。
フルコースを美味しく完食できる時間
きっと想像以上に短い
フィレ好きの私も、脂を理由にサーロインや赤身が好きになる日が来るのだろうか。
わからない。
ただ、楽しめるうちに楽しもう。
みなさんの胃の調子はどうですか?
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