〈ポエム〉同等の命
棚をよけたら
ワラジの死骸が、ころころころがっていた
このワラジムシの命と、自分の命が同等だとしたら……と、私は考えた。
もし、そうだったら、私はもっと、楽に生きられる。
何も怖がらず、せいいっぱい生きられる。
ワラジの命と私は同等
ワラジの命と私は同等
そう唱えながら
私は掃きそうじをつづけた
棚をよけたら
ワラジの死骸が、ころころころがっていた
このワラジムシの命と、自分の命が同等だとしたら……と、私は考えた。
もし、そうだったら、私はもっと、楽に生きられる。
何も怖がらず、せいいっぱい生きられる。
ワラジの命と私は同等
ワラジの命と私は同等
そう唱えながら
私は掃きそうじをつづけた