自分のことは自分が一番わかっている、とは限らない
いやはや、気づいたことが結構大きくて、一つの気づきが広範囲に影響していることにも気づいたものだから相互作用的にいろんな心境が変化して、その変化がなかなかのスピードで起こるものだから、とても言語化することができないで数週間が経ってしまった…。
さて、何から書こう?
このブログでは何度か書いたことがあるのだが、気づいた頃から謎の生きづらさを抱えていた私は、二十代後半になってついにアームカットをやめられなくなり、心療内科に駆け込んだ。
そこで心理カウンセリングというものを知り、何度か通ううちに、幼い頃に母との関係があまり良くなかったことが、自分の生きづらさに関係しているらしいと突き止めることができた。
そこからは自分を内観していくことが私のセルフケアの一つの定番となり、「あ、ここにまだ母の影響が残っていた!」ということを見つけるたびになんらかの対処をするということを繰り返してきた。
やがて母に対するネガティブな感情はほとんどなくなり、実際、母との関係は良好になった。それでもう大丈夫と思っていたのに、最近また、自分が好きなことを情熱的に取り組むことをつい避けてしまうのは母を恐れているからだという気づきがあって、「またも!」と愕然としたりもした(その話はこちら)。
母については、Integrated Healingの講習会の中で行ったセッションでも結構出てきて、「もうとことんここはやった!」というくらいの清々しい気分でいる。
が、そしたら、次が出てきて驚いている。
次に何が出てきたって、私は、女であることを、ものすごーく嫌がっていた、ということが出てくるようになったのだ。
なんで驚いたかというと、そんな自覚が、一ミリたりともなかったから。
そして、その性的な問題が、生理の重さや、社会で働くということへの苦手意識や、時折ある体調不良(主に偏頭痛)など、結構いろんな分野に関わっていたらしい、ということにも驚いている。
いや。実を言うと、そのようなメッセージは、何度かもらっていたのである。
たとえば、以前、仕事についての質問でオラクルカードを引いてもらった時に、「Sexual Healing」というカードが出てきたことがある。
その時は、「???仕事に?」と頭がはてなマークでいっぱいになるばかりで、仕事と性的な癒しとの間に関連性を見つけることはできなかった。
だから、ただ放置するしかなかったのだが、今思えば、こうしてその時のことをよく覚えているということが、実はそこを見た方がいいっていうことをわかりやすく示唆しているようにも感じる。
もう一つ、覚えているのは、偏頭痛について調べている中で、かの有名なルイーズ・ヘイの本には、偏頭痛は性的な抑圧が関わっている可能性があると書かれていたことだ。
この時も「またセクシャルな問題?」とは思ったが、私は夫との関係も良好だし、性についての具体的な問題があるわけでないし…と、ここでもスルーしていた。
ところが最近になってまた仕事についてをトピックにIntegrated Healingのセッションを受けたら、性的な癒しが必要である、というようなメッセージが出てきて、「またか!」とさすがに認めざるを得なくなったのだ。
それで、セッションを進める中で見えてきたことがたくさんあってまた驚いているわけだが、今回はこれ以上のことを書く気がしないのでここでやめる。
ただ、自分ではそこに問題があるとまーったく思っていなかったところにこそ大きな原因があることがある、というか、むしろ自分で思い至らないところにこそ根本的な原因がある可能性が高い、と気づけたことが今回一番の収穫。
そこは大丈夫なんだけどなぁ…そこには問題はないと思うんだけど…そんなふうに思っている「そこ」こそが実は一番怪しいってことを教えてもらえた体験となった。
それにしても、本人にはまったく意識できない深いところの原因にあっという間にリーチして、しかも、本人の傷が深まることはない形で癒しを起こせるIntegrated Healing(IH)ってやっぱり素晴らしいなぁと、思う。
性に対するネガティブがどこからきていたか、原因を思い出せた今は、またスッキリしていて、また一つ、自分の人生の謎が解けたような気分でいる。
自分のことは自分が一番わかっている、というのも真実だと思うし、一方で、自分のことは自分が一番わかっていない、というのもまた真実だと思う。
世界を信頼して、どんな自分が出てきても大丈夫だと心を開いた時に初めて開かれる扉というものがあるのだ、きっと。
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