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大人のお絵描き教室仙台③当日のこと
今日で大人のお絵描き教室仙台③から1週間。
もう1週間かあ。。。という感じ。
お絵描き教室当日のことを記録に残しておきたいと思う。
14名の方がせんだいメディアテークに集まってくださった。
実は参加者14名中リアルで私がお会いするのが初の方は9名。
お会いするのは初めましてだけれど、SNS上で何らかのやりとりがあって、人となりがなんとなく分かっている(伝わってくる)方もいれば、本当の意味での初めましての方もいたりした。
大人のお絵描き教室に初めて参加したという方は14名中8名だった。
全員無事集まってくださって私はとてもホッとしていた。
たくさんのお土産をいただき、絵の具・筆コーナーの脇のお菓子コーナーは山盛りになっていた。
(大人のお絵描き教室は、結構エネルギー使うので、お菓子コーナーが必須)
そんな感じでお絵かき教室がスタート。
今回は井出さんからビデオレターという形で事前課題が出されていた。
(冒頭部分は爆笑だったが、後は結構まじめな内容だった。けれどもあのビデオレターだけで、後日一人お絵描き教室が出来そうなくらい濃い内容)
いつもは何を描くかは決めずに臨んでいたが、今回は事前に何を描こうか決めていた。
何度も何度もビデオレターを繰り返し見て、咀嚼しようと思ったが深すぎて全然咀嚼できないまま当日を迎えた。
何となく、自分の課題はこれかな?というのがあって、心には留めておいた。
初め井出さんが初めての方向けに道具や画材の使い方など説明していて、リピーターの方々はもくもくと作業にとりかかる。
私は、今回何を描こうかな?と思った時にすぐ浮かんできたものがあった。
一つは不動明王。
一つは理想のお部屋(ゴッホみたいなパープルの配色の部屋)。
そこで「誰かのために描く」ということにチャレンジしようと思って、理想のお部屋は完全に自分のためなので早々に却下した。
残った不動明王は、甥っ子のために、とか甥っ子にあげるイメージで描いてみようと思った。
もうすぐ小学生になる甥っ子は、数年前から仏像にはまり、一番は不動明王が好きで、小さな銅像を部屋に飾っている。
自分の誕生日にはケーキを銅像にお供えしていたそうな。
誰に聞いたか、(有難いことに)さとこおばちゃんは仏像の話が分かる相手だと思っているらしく、帰省の際には一緒に仏像の図鑑を眺めながら仏像トークしたりするなど、とても微笑ましい。
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彼の母から「誰も相手にしてくれないので」と甥っ子が色々な仏像のポーズをとって仏像になりきった画像(仏像当てクイズ)が送られてきたこともあった。
そんな大好きな甥っ子のために、描いてみようかなと思っていた。
昨年春ごろ、やけに行く先々で不動明王が現れるという出来事があった。
そして、不思議なご縁で辿り着いた秋保慈眼寺の護摩修法で通された席が、なんと不動明王の祭壇に一番近い席だった。
しかも何の予備知識もなく行った私は、慈眼寺に不動明王がいらっしゃることも、護摩修法は不動明王の祭壇の前で行われるということも当日まで知らなかった。
そんなこんなで、不動明王には勝手ながらご縁を感じていた。
思い起こすと更にもっと前に、秋保大滝不動尊をお参りした時に、ふと何気なくお願いしたことが、その直後にかなえられたという出来事もあった。
(普段は神社でもお寺でもあまりお願いすることはないけれどその日はたまたま)
そんなことからも、ご縁を感じてお礼参りに訪れるなどしていた。
そんなこんなで不動明王を描いてみよう、と思っていた。
私は大きなキャンバスを選んで描くことにした。
キャンバスというものに絵を描くのは確か人生初。
麻100%なんだ、とか、こんな手ざわり、張りなんだ、とか色々新鮮だった。
何より不動明王を描くのにちょうど良いくらいの大きさで有り難かった。
(それまでのお絵描き教室と比べても、かなり大きいパネル、キャンバスを用意してくださっていた)
ジェッソをキャンバスに塗って、渇くのを待つ間、紙に鉛筆で不動明王を描いてみた。
そこから絵の具、筆、ローラー等を選んでキャンバスに描きはじめた。
13時スタートで17時には撤収。結構タイト。
キャンバスに向き合っていると、あっという間に時間が過ぎていく。
井出さんがそれぞれのテーブルを歩き回って、コメントしたりアドバイスしたりしている。
どの人がどんな絵を描いているのかも気になるが、目の前のキャンバスから動けない。
油を売る余裕もなければ、写真を撮る余裕もなく、ひたすらもくもくとキャンバスに向き合う時間。
スマホの画像とキャンバスを見比べながら、
なんか違うな、とか、んー、とか心の中で葛藤しながら描いていた。
井出さんが、お菓子コーナーの塩キャラメルを手に取り
ジローっという感じの目つきで「誰これ買ってきたの?!」と皆に問いかける。
「私ですが、深い意味はないですw」
というやり取りがあったり
井出さんが、お菓子コーナーのガハハチョコレート(ryokoさん作)を手に取り
大きな声で
「これがあの有名なガハハチョコレートかあ」
とつぶやく?のを聞いてクスクスしたり、
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要所要所にそういうほっこりがちりばめられていて、良い感じに脱力するのもまた良い。
4時間はびっくりするほどあっという間だった。
人のことを気にかけている余裕は全くなかった。
井出さんからいただくコメントがとてもありがたかった。
一人で家で描いていたら絶対描くことができないだろうな、という感じの絵が、何故か大人のお絵描き教室では出来上がる不思議。
こんなに集中できるのは自分でもとても珍しい。
井出さんのコメントと場の空気等、さまざまな要因があるのかもしれない。
初めての方、お一人での参加の方が多くても、最終的には皆さん自然と打ち解けられる空気が漂っているように思った。
参加する皆さんお一人お一人あったかい方ばかりで、お絵描き教室が始まってすぐ、あちこちのテーブルが段々あったまってきているのを感じていた。
だからというわけでもないが、私は安心して自分のキャンバスに集中することが出来たのかもしれない。
それぞれがそれぞれのペースですすめていけるのがとても心地よい。
お絵描き教室が無事終わり、私はものすごい疲労感だった。
食事会の会場で、メニューの字も読みたくないほど。
「なんでもいいです」という感じでメニュー選びも皆さんにお任せで、飲み物も番号で選んだ。
食事会の時の、井出さんや参加者の皆さんらとのお話もまたとても良かった。
井出さんに色々聴きたいことを質問することもできた。
課題に取り組もうとしたけど、全く出来ていなかったことに気づいて驚いた。
今回のお絵描き教室は、そんな自分に気づくこと、が私にとってのテーマだったのかもしれない。
書けども書けどもお絵描き教室の魅力の神髄には辿り着けない気がする。
毎回とても良い時間になっているということだけはお伝えしたい。
なので、少しでも気になる方は、是非お近くのお絵描き教室に参加してみるか、自分で主催するのをおすすめしたい。
皆さんの作品などについては、
また別のnoteにまとめようと思う。
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