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公でできないことを共で

11月は有給休暇を積極的に取っていきましょうという月だったそうで、今月まだ時間休しか取っていない私も取った方が良さそうな雰囲気に。
とはいえ、何の予定もないのに休むのもなんだかもったいない。

今日はうちのNPOのリーダーが、福岡大学法学部の九州地域政策の授業で講義をすることになっていたので、休みを取って見学にいくことに。
私も北九大の授業でお話させてもらったことがあって、反応の薄い学生に向けて話すのってすごく難しいなと思うので、お勉強も兼ねて。

今日の授業は、防災行政に関するもので、県や市、消防などのお話がある中で、現場のプレイヤーとしてのNPOの活動についての講義で、もう何年も前から毎年呼ばれて行っているもの。

講義では、地域愛や地域づくりをテーマにしたNPOの活動、住民主体の防災まちづくりや防災計画、遊びながら防災への目線を養うあそぼうさい、学生との協働の活動、の4つについて話があった。

学生向けということで、テンポも速い。
穴埋め形式のレジュメも用意していて、こういうのがあると要点を押さえて聞くことができるからいいなと思った。

あそぼうさいについては、色々なゲームを紹介するだけでなく、スライドで「ダイバーシティかるた」や「SDGs神経衰弱」を実際に体験してもらったりしていて、話をただ聞くだけよりも、参加した感が持てるのがいいと思う。

アンケートでは、あそぼうさいに興味を持ったという学生がとっても多かった。
「将来家族を持った時に参加したい」という感想もあって、こうした活動が子どもや地域にとって必要だということをわかってるんだなぁと思う。

こういう思いを持った人たちが、単にイベントの参加者としてではなくて、そういう場を一緒につくっていこうとなるには、何が必要なんだろう。

自助・共助・公助の話の中で、公助には限界があること、公でできないことをプライベートのNPOの活動でやっているという話をしていた。

例えば、消防は地震などの災害が実際に起きてからでないと動くことができないし、いざ動こうにも大規模災害では人手もたりなかったりもする。
近くにいる人と助け合っていくしかなくて、助け合えるコミュニティをつくっていくことが大切。
そういう地域づくりを支援していく活動をしています、と。

1つ1つの活動を良いものにしていこうという思いはあるんだけど、何のための活動なのか、根本のところをしっかり押さえてやっていきたいなと思った。

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