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炉の炭点前

今日は今年最後のお茶のお稽古。
年末のお軸はたいてい「芽出度千秋楽」なんだけど、これは先週のお稽古で掛かっていた。
今日のお軸は「歳月不待人」で、紅白の蕪が描かれた画賛。

陶淵明「雑詩十二首 其一」より。

盛年不重來(盛年重ねては来たらず)
一日難再晨(一日再びあしたなりがたし)
及時當勉勵(時に及んでは当に勉励すべし)
歳月不待人(歳月人を待たず)

11月のお稽古は先生の都合でほとんどできなかったから、私はこの冬、炉になってから炭点前をするのは初めてだった。
お炭はいつも順番でしているから、よく考えたら今日するのは決まっていたのに、すっかり忘れていて予習してこなかったことを後悔。

風炉の時に比べて炭も大きく太くなっているし、濡れ灰を撒くひと手間があたり、お香も木香から練香になったりと、色々な違いがある。
ちょっとまごつきながらも、なんとかお点前はできて、お湯もしっかり沸いたから良かった。

お濃茶とお薄のお稽古もして、盛りだくさん。
おいしいお茶が点てられたようなので良しとしよう。

今日は、昔リサイクルで買った椿の柄の着物に博多帯を合わせた。

濃い青地で、正直顔映りはあんまり良くないんだけど、夢二っぽいなぁと思って買った着物。
年1回くらいしか着てない。

今日は先生の友人が、着物を着ない妹さんの着物や羽織をもらってほしいと言って持ってきた。
その着物の色が、とっても優しくてキレイで、やっぱりこういう色の着物が着たいなぁと思う。

パーソナルカラーというか、やっぱり自分に合う合わないってある。
着物は特に、布の面積が広いからか、はっきりするなぁと思う。
そんなわけで、今日の着物はますます出番が少なくなりそうな予感。

いただいた着物は、先生が初釜に着たらいいわよと言われたので、次回さっそく着ていこうと思う。
今から楽しみ。

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