かな文字は難しい
今日はお習字の教室へ。
週1回、ワンコインだから気楽に通える分、何かあると他を優先しがちで休んだりもするけど、定期的に筆で書く時間があると少しは違うような気がする。
私はいつも小筆の練習をしていて、前はやわらかい文字が書けるようになりたくて和歌を書いたりしてたけど、崩した字がよくわからないまま真似るばかりで、一向にうまくなっている感がない。
それで最近は、調和体というわりとかっちりした字を書いていた。
調和体の文字が好きというのもあるし、合っているみたいで書きやすい。
なんだかいい感じに書けている気がするのも嬉しい。
それが今日はちょっと違って、かな文字のお勉強。
今までは、先生が書いたお手本を見て書くところからだったのが、それだと真似るだけで意味もわからず書いている場合があるからと、今日は原本を写して、自分で文字を調べるところからやってみましょうとのこと。
紀貫之の「そでひちて むすびしみづの こほれるを はるたつけふの かぜやとくらん」という歌で、崩した文字は読めないし、読めても意味がわからない。
「袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらん」
袖を濡らしてすくった水が凍っていたのを、今頃は立春を迎えた今日の風が解かしているだろうか。
という意味だそう。
『携帯かな字典』とにらめっこしながら、漢字がどう崩されているのかを調べて書き写したりしてるうちに、筆を持たないまま1時間経ってしまった。
教室は特に時間の決まりがあるわけではないんだけど、私は1時間くらいしか集中力が続かないから、いつも1時間書いたらさくっと帰ってくる。
今日はお習字はしなかったけど、たまにはこんな勉強もありかな。
にしても、かな文字難しすぎる…。
けど調べる作業は結構おもしろい。
こうやって調べていくうちに、少しは覚えていくだろうか。