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且坐のお稽古

今日はお茶のお稽古。
先生のご友人の方たちがいらっしゃるということで、いつもよりも人数が多いから、且坐(さざ)をしましょうという話だった。

且坐は、表千家七代、如心斎のときに制定された七事式という式法の一つ。

正客が花を入れ、二客が炭をつぎ、三客が香をたく。
東(亭主)が濃茶を点て、半東(亭主の補佐)が薄茶を点てる。

札を引いて役割を決めることが多いので、みんなが同じようにどれもできないといけない。
なので人数がいるからできるというものでもなく、滅多にする機会がない。

花や炭、濃茶や薄茶はまだしも、香道のように香をたくのは且坐の時くらいなので難しい。
足の運びも普段と違うから、オロオロしてしまう。

役割は希望制のこともあって、半東は全体をしっかりわかっていないとできないけど、一番動かなきゃいけない役なので、若手に回ってくることが多い。

今回、半東になりそうな予感がしてたので、堀内宗心宗匠の『茶の湯の修練2 七事式〔表千家流〕且坐』を読んで予習しておいた。

案の定、他の人たちがそれぞれ花、炭、香を希望したので、私が半東をすることに。
予習してなかったらたいへんなことだった。

とはいえ、予習していても実際にやるのはまた別で、タイミングや足運びなどなど難しい。
お勉強したうえで実践して、また本を読んで復習したら、少しは定着していくのかもしれない。
やらないと覚えないし、半東をさせてもらえて本当に良かったと思う。

今日のお軸は「薫風自南来」

「薫風自南来 殿閣生微涼(薫風南より来り、殿閣微涼を生ず)」
南からふくよかな香りを漂わせて風が伝わってきた。
この宮殿もほのかな涼しさに満たされた。

中廻しの裂地が青くて、とても涼し気なお軸。

着物は先週好評だった白地に青の柄の袷に、赤の博多帯。
前回オレンジの帯だったので、帯と帯揚げ、帯締めを変えてみた。

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