お稽古できるありがたみを感じる
昨日の午後は、お茶の先生のお宅へ。
次回のお稽古から炉になるので、そのための準備のお手伝いに。
といっても、何をするのかわからない。
以前お手伝いに行った時は、「灰」をつくる準備だった。
先生が事前に洗っておいた灰を、丸めて泥だんごみたいなものをつくっていくという、なんだか童心に返るような作業。
固めた灰は干して乾かした後、先生がふるいにかけて更にキメを細かくするらしい。
灰をつくるのにこんな作業があるとは…と驚いたことを思い出す。
昨日頼まれたのは、風炉釜の中に入っていた灰をすべて出して、釜をきれいにする作業。
布マスクしてたけど、粒子が細かくて全部通ってしまいそうなので、灰が舞わないように気を遣う。
風炉釜を使わない間、灰を入れっぱなしにはできないんだから、こういう作業があるのはよく考えたらわかることなんだけど、実際にやってみないと思い至らないもんだなと思う。
灰をつくったり、灰を片づけたり、私がお手伝いしたのはほんの一部分だけだけど、すごくたいへん。
こんな作業を先生1人でやってたなんて!!
これはみんな電熱器使うようになるわ…と思う。
けど、やっぱり炭点前は大事だし、炭で沸かしたお湯はおいしい。気がする。
こういう準備があってこそできるお稽古なんだなぁと思うと、感謝の気持ちも湧いてくるし、その気持ちを忘れずにお稽古に臨みたいと思った。
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