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「横山大観展」

昨日は、旧伊藤伝右衛門邸に行った後、北九州に戻ってきて市立美術館へ。
開館50周年記念「足立美術館所蔵 横山大観展」を観にいってきた。

横山大観は、昔美術館で買った「春秋」という襖絵のポストカードを1枚持っているくらいで、全然詳しくない。
なので余計に観ておきたかった。

日本画は、色彩が優しくて、いつ観てもつかれないから好き。
鮮やかな色合いの絵でも、どぎつい感じがしない。
油絵だと、その時の調子によっては、あんまり観るとつかれてしまうことがある。

今回は、島根の足立美術館にある作品のうち、50点が展示されていた。
絵も素敵なんだけど、表装がまた素晴らしくて見応えがある。

戦時中に描かれた作品は、政府からの要請を受けて戦意高揚の目的で描かれて、売上が軍に寄付されたものもあったようで、そういう背景を聞くと複雑な心境になった。

個人的には、50代の頃に描かれた四季や植物の作品が好き。
一番いいなぁと思った「胡瓜」というタイトルの墨画は、ポストカードがあったら絶対買おうと思ったけど、残念ながらなかった。

お買い上げしたポストカードはこちら。

左から「曳舟(ひきふね)」「浅春(せんしゅん)」「鶉(うずら)」

展示の途中のスペースで、足立美術館の紹介動画が流れていたので観たら、とっても素敵な美術館だった。

美術館創設者の足立全康の「庭園もまた一幅の絵画である」という考えのもと、四季折々の景色が楽しめるそうで、アメリカの日本庭園専門誌が行っている日本庭園ランキングでは、2003年から連続日本一に選出されているらしい。

自分が知らないだけで、全国色々なところに素敵な美術館があるんだなぁと思う。

行く機会があれば…と思うけど、そもそもめったに旅行をしない。
ついでの機会なんてこの先ずっとなさそうだから、美術館に行く目的で旅をするくらいの気持ちでいないとダメな気がする。

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