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考える力を育むことが大切
今日は今年度最初のNPOの活動。
小倉北区にある保育園の保育士向けの講座で、うちのリーダーが講師をするので行ってきた。
保育園が会場ということで、いつもの講座とは違った雰囲気。
机やイスもなく、車座になってのスタイルも新鮮。
災害や防災というと、なんだか漠然とした不安を感じてしまう。
なので、まずは火災や地震、大雨や風水害、不審者やミサイルといった、災害に応じてジャンル分けをしていくことが大事ということで、順番に説明していった。
災害への心の持ちようを感じてもらう「災害じゃんけん」は、どこでやっても盛り上がるし、納得感がある。
そしてアイスブレイクにもちょうどいい。
大雨や風水害の話では、施設のある地名の話をすることで、地形や水害に対する認識を持ってもらっていた。
地名から地域に興味や関心を持ってもらって、災害を自分ごとにしていくというのは、本当にすごいしおもしろいなといつも思う。
風水害、地震、ミサイル、不審者、火災、停電。
どんな災害かを説明して知識を教えるだけでなく、具体的な事例も挙げたり興味を持ちそうなエピソードトークを入れたりして、実感をともなって考えてもらえるような話題展開ができるのがすごい。
保育士さんたちからは、散歩中に地震が起きたらどうしたらいいか、公園で遊んでいる時に不審者がいたらどう対処したらいいか、大雨でレベル3の警報が出た時にお迎えに来てもらうのは安全なのか、などなど、保育現場における具体的な質問がたくさん出ていた。
質問が活発に出るのは良い講座だと思う。
そして色々な質問に対して、これが正解という答えではなく、具体例やエピソードを交えて、災害に対する考え方を伝えていけるのが、本当にすごいなと思う。
単に知識として知っているだけではこうはいかない。
主催者の方も最後のあいさつで、1つ1つ具体的な質問に答えてもらうだけでなく、災害に対する本質的なことを伝えてもらえたので、色々なことに応用して考えていくことができると思う、と言われていた。
目線や視点を養うことで、気づきを得て、自分で考えていくことができるようになるから、やっぱり大事なことだなと、改めて思った。
そして、資料もスライドも何もなくても、これだけの話ができて、参加者にも意図をしっかり伝えることができるんだからさすがだなと思う。
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