釣釜の炭点前
今日はお茶のお稽古。
釣釜はいつも1ヶ月しかできないから、今年は少し長めに今日までお稽古して、次回から風炉にしましょうということに。
今日はお炭のお稽古をさせてもらった。
釣釜の時は炉に五徳がないから、濡れ灰を撒きやすい。
そして、同じ炉でも五徳がないと、炉壇の中の景色が全然違うなぁと思う。
釣釜は鎖がゆらゆら揺れるし、釜を外す時に安定感がなくて、扱うのにドキドキする。
少し違うだけで戸惑って、いつもやっていることができなくなったりするから難しい。
でも今日は火がよく熾っておいしいお茶を飲めたから良かった。
以前東京にいた時に通っていた先生のところもそうだったけど、今は電熱器でお稽古をするところが多くて、お炭のお稽古をさせてもらえるところは少ない。
お炭も高いから、炭点前の時は別にお月謝がかかったり、お炭を自分で用意していかなくてはいけないところもあるらしい。
うちの先生は、お炭ができないと始まらない!と言って、毎回順番にお炭のお稽古をさせてくれる。
本当にありがたいことだし、素敵な先生に巡り合えて良かったと思う。
お軸は「五月晴」で、鯉のぼりの絵が描かれた画賛。
でも今日はあいにくの雨。
綿かウールかよくわからない単の着物に、ピンクの博多帯を合わせた。
おばあちゃんの箪笥に眠っていた着物と帯。
着物は縫い目を見た感じ、手作りっぽい。
お花は姫檜扇(ヒメヒオウギ)というとってもかわいらしい花が生けられていた。