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『先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています?』
小林朋道の『先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています?〔鳥取環境大学〕の森の人間動物行動学』
小林朋道の先生シリーズに出会ったのは、私の読書記録によると2010年のこと。
本屋さんで平積みになっている本の、表紙のヤギの写真とタイトルにインパクトがあって、すぐに図書館で借りた。
以来、たまに思い出しては次の作品を借りている。
6月後半から7月はなんだか頭が働かなくて、全然本を読めなかったから、考えずに読める本にしようと思って借りてきた。
この本は先生シリーズ16作目だそう。
ちなみに番外編も1冊ある。
鳥取環境大学の教授で、動物行動学が専門の小林先生のもとには、色んな事情でありとあらゆる動物が運び込まれたり迷い込んだりする。
そんな動物をめぐる考えられないような出来事が、軽快な口調でおもしろく書かれている本。
私自身は特に動物が好きというわけではなくて、出てくる動物たちの名前も写真がなければ全然イメージできなかったりするんだけど、なんだか読んでしまう。
何より、小林先生の動物愛がすごくて、楽しんでる感じが伝わってくる。
好きなことを本気でやってて楽しんでる人って、見ていてこっちまで楽しくなるなと思う。
この本では、ユビナガコウモリ、二ホンモモンガ、ヤギ、アカハライモリ、二ホンヤマネ、カルガモ、キジバトなどなど色んな生き物の話が出てくる。
ちょっとめずらしく、95歳で亡くなられたというお父さんのことも書かれていて、とても良いお話だった。