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1月19日

今日1月19日は、昭和の大横綱、大鵬幸喜(本名:納屋幸喜)さんの命日です。

1940年(昭和15年)生まれなので、82歳での旅立ちでした。

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ぼくが子供のころは、まさに「巨人、大鵬、卵焼き」の時代でした。

これは子供の好きなものを言い表したもので、ご多分に漏れずぼくもこの三つが大好きでした。

当時の相撲界では、大鵬は別格の存在でした。

ライバルに柏戸がいましたが、大鵬が太陽ならば、柏戸は月のような感じでした。

端正な顔だち、透き通るような綺麗な肢体、そして華やかな化粧まわし、どれを取っても大鵬以上に美しい力士を、ぼくは知りません。

堂々とした取り口、思いやりのある発言など、横綱に必要とされる品格も充分でした。

後に、輪島、双羽黒、朝青龍、日馬富士など、横綱を張ったのにスキャンダルまみれになったとき、「大鵬を見習え」と思ったほどです。

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もうひとつ、話題を。

今日1月19日は、登山家の田部井淳子さんが、南極大陸最高峰ヴィンソン・マシフ登頂に成功し、女性初の世界六大陸の最高峰を征服した日です。

1991年(平成3年)のことでした。

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若いころ、登山好きの友だちに誘われて、いろいろな山に登りました。

それがきっかけで、新田次郎さんの小説を読みあさったのは、懐かしい思い出です。

氏の代表作、「栄光の岸壁」「銀嶺の人」「孤高の人」は、特に好きな作品です。

その中でも、田部井さんと同じ女性登山家を描いた「銀嶺の人」は、もっとも心に残る作品でした。

登山家はなぜ山を目指すのか、その答えがこの本にあるような気がします。

田部井さん、2016年に77歳の人生を閉じました。

が、その思いは、いまでも多くの登山家に受け継がれ、語られています。

日和田山の登山口にたたずむ田部井淳子さんのモニュメント

・・・おわり

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