【Vol.414】起きたことに、プラスの意味を見出す!
【本のタイトル】
理想の人生をつくる 習慣化大全
【著者】
古川武士
【引用文章】
「ある朝早く、一人の男が打ち寄せる波を見ながら海岸を歩いていると、数え切れないくらいのヒトデが砂浜に打ち上げられ日干しになって死にかけていることに気づいた。
その異常な光景にしばし茫然としていると、ふと遠くの方で若い女性が一つ一つそのヒトデを拾い上げては海に向かって投げ返している姿が目に入る。男はその女のところまで近づいていき、こう声をかけた。
「そんなことしたって時間の無駄じゃないか。こんなにたくさんのヒトデがあるのに、そんなことをしていったい何の意味があるんだい?」
するとその女は足元にあったヒトデを一つ拾い上げると思いっきり海に向かって投げ返し、「あのヒトデにとっては意味があったわ」と言ってさらに足元にある別のヒトデに手を伸ばした」(コーチング・バイブルより引用)
意味というのは与えられるものではなく、この海辺の女性のように自分で見つけるものです。
私が新人1年目にパソコンショップに配属されて辛かった仕事の1つが「店にかかってくるクレーム電話」でした。その店では商品を売った販売員本人ではなく、その電話を受けた人がクレームに対応するというルールになっていました。
クレーム対応は誰しも嫌なものです。私は始め、レジ前の電話を取らずに済むように避けていたのですが、避けるほどに取らざるを得ない状態になるのが不思議なところです。
これ以上、逃げ回っているとストレスが大きくなると思った私は、そこに意味を見出して見出して、向き合うことにしました。クレーム対応は「コミュニケーション筋トレ」という意味づけをして積極的に対処することにしたのです。まず、お客さまの怒りに共感し、自分が言う言葉に細心の注意を払いながら、最終的に納得してもらう必要があります。
相手の気持ちを推しはかり受容するEQ力(感情的知性)、激しい怒りの言葉に脅されても動じない胆力、瞬発的に言い回しを考える素早い頭の回転が求められます。
これらの能力はビジネスパーソンとして永久に必要なことであり、クレーム対応はコミュニケーション筋トレになると考えたのです。すると不思議と嫌な気持ちが軽減しました。意味付けしたことで、やらされ感がなくなり、クレーム対応が自発的行為に変わったのです。
どんな意味を見出すと、自分が乗ってくるかは人それぞれですが、成長への意味を見出すというのは効果のある思考習慣です。
【具体的アクションプラン】
起きたことにプラスの意味を見出す!
→24時間をより充実させるため、起きたことにプラスの意味を見出す!
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