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カノジョの人生

いろんな人が、それぞれの考えをもって生きている。

そして、たいていの人が
自分の生き方にyes を求めてくる。

…それがしんどいんです。

20代の女の子とランチに行った時、
そんな話になった。

キャメル色のニットから覗く白い腕に見とれていた私は、ハッとしてもう一度聞き返した。

「yesって…?」

彼女にとってそれは、威圧的な要求らしい。けれど、相手との関係を良くするためにはyes, しか選択肢はないと。

認めてあげれば、良き理解者として大切にしてもらえる。けれど、違和感が残ってしまう。

yesが欲しいから、会ってくれてるのかなって。

ん。

なんかおかしいなぁ。

yes が欲しいのは
相手だけじゃなくって
彼女も…なのかな。

すっかり腕を引っ込めてしまった彼女は
私の言葉を待っている。

どうしたら、疲れない、いい関係を保てるんですか?

きっと〝彼女と両親の関係〟が起因しているのだろう… なんて思いつつ、
それは 今さらどうにもならないから。

私が思うことを、伝えた。

人はそれぞれ、登る山が違うんだよ、きっと。

そう。
登りたい山がちがう。
ただ、それだけのこと。

いろんな人が、それぞれの考えをもって生きている。

たいていの人が、自分の生き方にyes,
を求めてくる。


つまりそれは、

おのおのが登りたい山にのぼって、実況中継してくれているだけ。


だから、yesもnoもなく

みんな、がんばるクライマー。


〝なだらかな山に咲く、お花畑をたのしみたい人〟

〝頂上の絶景をみるために、命がけで登る人〟

〝いろんな山に登ってみたい人〟

そんな風に捉えれば、ラクに話を聞けるんじゃないかな。

人それぞれのストーリーを、応援してあげればいいんだよ。

誰一人として、同じ山に登る人はいないのだから。


彼女は きょとんとした顔で聞いていた。
腑に落ちたのかどうか、わからないけれど…それも彼女が決めることだから

私は彼女を応援している、それだけでいいと思っている。


しかし。
キャメル色のざっくりとしたニットが、女の子をこんなにも儚げにみせてくれるとは…
そっちが気になってしまった 昼下がり
なのだった 笑。


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satoka
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