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親密感の怖れ克服への道のり vol.3:トリガーと症状のこと

こんにちは。
ブーケアーティストの咲凜(えみり)さとです。


「親密感の怖れ克服への道のり vol.3」


年末に下書きにした溜めていたものです。

時間が経つと、敢えて触れなくてもいいかなぁとか思いながらも。

綴っていきます。

罪悪感とか無価値感とか親密感の怖れとか… 色々あったとしても、全部を癒して無くすだなんて無理だと私は思う派です。

それらがあったとしても「幸せ」は日々の中に感じられるものだと思います。

それらがあるんだなぁって受け入れながら、うまく共存して付き合っていける術を身につけていくこと。

自分の人生を主体的に歩んでいくこと。私にとっては「ブーケ」を通して、「自己実現」を推し進めていくことが、回復につながると信じています。

一生をかけての取り組みなのだと、私は捉えています。


本日は、私の症状について綴ります。これは、あくまでも私自身のケースです。



些細なことがきっかけで噴出する「猜疑心」


恋愛自体が、私にとってトリガーになっています。地雷だらけ… (なんだか、残念すぎ笑)

感情が揺さぶられますし、距離がとても近くなる部分が大きいのだと思います。

平常時は、なんともない。毎回そうかというとそうでもない。何かしらの切欠でスイッチが入った途端に、発動していました。

それは、とても些細なことが切欠です。何がトリガーになるのか、どんな状態の時にスイッチが入るのか。


例えばこんなのが一例です。

  • 携帯が鳴り、外にタバコを吸いに行った。

  • 出張と言っていた日、連絡が翌日の夕方までつかなかった。


思い込みと妄想が暴れ出し、自分なんて、と自己攻撃に走り出す。


宥めてもらって、一瞬は安心するけれど。また同じことを繰り返す。そのスパンは、日を追うごとに短くなっていきます。

フラッシュバック

相手との関係において、不意に頭にモヤが掛かったような瞬間が訪れます。

自分が自分じゃないような感覚。どこにいるのか分からなくなってしまうような感覚が近いと思います。

ひどい時は、急激に襲う怖さに、過呼吸を起こしていました。

相手も相当混乱したと思います。


フラッシュバックの状態に陥っている時の私は、相手の心情を全くもって理解することができない状況に陥っています。



これを「メンタライゼーションの欠如」というのだと、心理カウンセラーさんに教えていただきました。

メンタライぜーションとは、「人が自分の心の状態および他者の心の状態について考え,理解する能力」のことだそうです。

「自分のことばかり!自分だけが被害者か!」

そんな風に真っ当な指摘を相手から受けても、

その時の私には相手への配慮がスッポリ抜け落ちています。

これらの状態が何なのか、ずっとわからないままでした。そして、その状態になった自分を酷く責め続けていました。欠陥品扱いしてきました。


心理カウンセリングに通い続ける中で、封印し続けていた自分の振る舞いを話すようになって行きます。


2017年のことです。

「その時の状態は、フラッシュバック」とカンセラーさんから指摘を受けました。

そう指摘を受けても、その瞬間は、何度もやってきました。その状態に陥る瞬間を止めることができませんでした。

つい先日も、陥っていました。

陥りやすいとき・反応

フラッシュバックに陥りやすい時と、陥った時の身体の反応です。

こんな時に、些細なことがきっかけでフラッシュバックに気がついたら陥ってます。

  • 恋愛相手に対して発動

  • 食事を取らない

  • 不規則な生活

  • ストレスが掛かっているとき

  • 相手とコミュニケーションが取れない

  • ホルモンバランスの乱れ

陥った時の私自身の反応です。

  • 自己攻撃

  • 自己卑下

  • 圧倒される感情が襲う

  • 眠れなくなる、もしくは寝るばかり

  • 食欲不振

  • 泣く

  • 体の痺れ・硬直感

  • 過呼吸(20後半〜30代半ば)


「病気の症状」として捉える。

私は、ずーっと長い間、上述の症状を起こす自分自身を責め続けていました。


2017年に、この本を通して新たな捉え方を知ります。


「フラッシュバック」や「感情爆発問題」が病気の症状であって、その症状が出ていたのは当然のことであったという捉え方です。

「対人トラウマによる感情コントロールの障害」という症状であったという解釈が述べられていました。

目から鱗でした…
人間的欠陥だと捉えていたから…

感情爆発期真っ只中だった頃のわたしは、「決めつけ」や「押しつけ」に対して、一時期は病的なまでに過敏反応をしていました。

決めつけに過度に反応し、言葉でうまく気持ちが言い出せず、ただただ押し黙るしかなくて。

自分が押し潰されていく感覚に圧倒されて「怒り」を爆発させる。そうして人間関係を壊してしまう。そんな自分を責めるという悪循環に陥っていました。

何かしらのキッカケで「恐怖」のスイッチが押されて、その恐怖心から自分を守ろうとする「防御」。

水島広子著者 トラウマの現実に向き合う  

トラウマを刺激するような状況に直面し、恐怖のためにパニックになり、自分を守ろうとしてあらゆる防戦をしている状態。その辺に敵が潜んでいるのではないかと思って、正当防衛のために滅茶苦茶に銃を乱射している状態

水島広子著者 トラウマの現実に向き合う  

この捉え方は、私にとって救いの一つです。


次回は、発症要因となる過去の出来事のこと、そこに対してどう取り組み始めたのかを綴ります。

今日もお読みいただきありがとうございます。
咲凜(えみり)さと