2024.11.9モチヨリ読書会覚書
毎週土曜日21時からTwitterスペースにて開催中の「モチヨリ読書会」 。
各自読みたい本を持ち寄り30分読書した後 感想共有や対話を行う読書会。
毎回その日都合のよい方で主催されるので ファシリテーターが変わる。
すると参加者もファシリテーターのフォロワーによって変化するので 毎回参加者も変わり 持ち寄る本のジャンルから語られる内容まで様々に変化する。
これまではファシリテーターが同じ方の読書会に継続参加してきたので(参加者も比較的固定されている) このモチヨリ読書会はとても新鮮で刺激的に感じる。
昨夜のモチヨリ読書会では 読んだ本の感想以外にも 「本読みさんに聞いてみたいこと」についてのお話に及び それが興味深い内容だったのでメモ。
「なぜフィクションを読むのですか?」
世の中「読書」といえば圧倒的に「フィクション(小説)を読むこと」を指し ベストセラーも小説が多い。
ノンフィクションや自己啓発本などから学ぶことも多いのに なぜフィクションが読まれているのか?
この問いについてだけでも読書会がひとつ出来てしまう難問。
モチヨリ読書会は実は小説の割合が比較的少ないので この問い自体が新鮮な驚きであった参加者も多かった。「ジャンルにこだわって読んでいなかったので 考えたこともなかった」という回答もあり 確かに と頷く参加者も多かったように感じた。
私が提示したひとつの答えは「小説や芝居や映画など フィクション 虚構の世界ではあるけれど そこに自分が共感する あるいは発見する『真実』が在るように感じる。そこに面白さがある。」
先日観劇した劇団四季の『ジーザス・クライスト=スーパースター』について 「架空のジーザスの話だけれど 変貌する群衆は人間の普遍的な姿であり あの群衆を観ると「これはわたしの物語でもある」と感じる」と話したのを思い出した。
もうひとつ。子育て中の方から「読書は好きなのだが 好きすぎて内容に没入してしまい 日常生活に支障をきたす恐れがあり 読書をできずにいる。」というお話。
もしかしたらそういう方は多いのかもしれない。生活に忙殺されて読書がままならない という話もよく聞くけれど。
アドバイスできるほどの知識も経験もないのでこのお話を伺って自分をかえりみるに 私は子育て中は絵本しか読まなかったし 絵本が面白くて楽しくて仕方なかったなぁ と。子どもそっちのけで絵本を読み漁っていたかもしれない。読み聞かせの活動を始めたのも子どもと絵本を読むのが楽しかったから。
本を巡る様々なことに思いを馳せる時間となりました。
モチヨリ読書会 ゆるく続くといいなと思います。私も役不足ですがいつかファシリテーターをつとめたいと思います。