次回12/24日の読書会の設計裏側
2023年12月24日に開催する読書会の設計裏側を記載します。
読書会の構成を考えるに当たり、今回の課題本『制約をチャンスに変える アイデアの紡ぎかた』の内容を実践してみました。
当日の参加を少しでも楽しみにしていただけると幸いです。
読書会の詳細や課題本についてはこちら
読書会の構想過程
今回の課題本『制約をチャンスに変える アイデアの紡ぎかた』(著者:堤藤成さん、ぱる出版)は「アイデアをカタチにする方法」が書かれており、
ポイントは、目的のサイン、制約のサイン、葛藤のサイン。
この3つのサインに沿って、読書会の構成を考えてみました。
1 目的のサイン
■経路:参加者、著者、運営メンバー、出版社、書店への貢献
■地点:今回の課題本により来年の目標達成につながる実践的な読書会
■附属:著者登壇(公開コンサル+QA付き)
2 制約のサイン
■品質:多様な参加者層
来年の目標達成の道筋が既に決まっている方、道筋が決まっていない方、そもそもしっくりくる目標が決まっていない方など多様と想定
■コスト:運営メンバーの手弁当+参加費無料
■時間
・読書会は対話中心で、来年の目標を内省する時間はほとんどない。
・事前に本を読んで来なくてOKの読書会のため、参加者の課題本の理解が浅いと想定
・著者登壇の時間を長く取りたいので、読書、対話の時間はいつもの2/3しかない
3 葛藤のサイン
正直、困りました。。
理想は、今回の課題本により来年の目標達成につながる実践的な読書会。
でも制約が多すぎる。。
来年の目標について、じっくりと内省したいけど、取れる時間は1分ぐらい。これで本当に有意義な目標設定ができるのか。
そして、本書からアイデアを得ようにも、未読参加OKの読書会なので、本書の理解が浅い状態での参加、かつ読書時間は6分ぐらいしか取れない。
読書時間を長くしようとすると、読書会の醍醐味である対話時間が短くなる。。
そもそも、来年の目標達成の道筋が既に決まっている方、道筋が決まっていない方、そもそもしっくりくる目標が決まっていない方など多様なため、画一的なワークでは対応できない。
困った、困った。。
ここで、本書でいう「選択と集中型」の陥る罠である、葛藤を避ける現象が起きました。
具体的には、無難にいつもの読書会の流れでいいか、という声が聞こえてきました。
いつもの読書会の流れでも品質は担保されるので、結果オーライで上手い所に落ち着くだろうと。
でも、ここで踏みとどまりました。
ちゃんと本書の内容を実践しよう、葛藤に向き合おう、と。
葛藤と向き合った結果
本当に、
①内省と読書の時間を体感覚として長く取ることはできないのか?
②本書の理解が深い必要はあるのか?
③来年の目標達成の道筋が既に決まっている方、道筋が決まっていない方、そもそもしっくりくる目標が決まっていない方と多様な方に対応できる画一的なワークはないのか?
それなら仮に、
①内省と読書の時間を融合すればいい。
②本書の理解が浅いことで、逆に先入観なく自身の目標のアイデアを本書から得られるようにすればいい。
③多様な参加者に合わせた画一的な問いを作ればいい。
つまりは、読書会冒頭での問いかけを工夫する。
そうすることで
①内省と読書時間を融合
②本書の理解が浅いからこそ見つかるアイデア
③多様な参加者に有効なワーク
が可能になり、
有意義な来年の目標設定につながるのではないかと思いました。
さらには著者による公開コンサルとQAでより確実なものにできるのではないかと思いました。
今回の読書会の流れ
結果、下記のとおりで読書会を進行していきたいと思います。
さりげに、本書の肝である◻️⚪︎△の記号も入れました。
一緒に学んで来年を有意義な一年にしていきましょう。
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