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虎に翼 第21週。涙で始まり涙で終わる。

*アップするのが大変遅くなってしまいましたが、24日土曜日の時点での感想です。


遠藤さんの手をぎゅっと握って「俺が今、おつきあいしているお方だ」と宣言する轟の、学生時代からずっと変わらない、嘘をつかずまっすぐに真実を告げる瞳に、月曜からぼろぼろと泣いてしまった週。

そして、数十年経っても変わらない女子部の笑顔に、やっぱり泣いて終わった週。盛りだくさん、でしたね。


ドラマの本筋とは関係ないかもだけど。
よねさんと轟が相棒になった時に、「このドラマならきっとこの2人を軽々しく恋愛関係にはしない」という、信頼(と願い)をつぶやいた気がするんだけど、信じていてよかったなあ。

ドラマでありがちの「男女は必ず恋愛する」みたいな、なんだかよくわからないお約束のようなものがなく物語が進んでいることに、ホッとしています。
でもきっとこれまで、私もドラマを見ながら、あるいは生身の人間にまでも、「付き合っちゃえばいいのに!」とか、軽く言ってたんだよなあ。思い出すと、それ、すごくグロテスクな行為だったと思う。傷つけた人、たくさんいただろうな。ごめんなさい。謝っても許してもらえないかもしれないけれど。

「失言だった!」と瞬時に認める桂場さんのようでありたいのに。


同じ学校で学んだ仲間たちは数十年後、それぞれ別の道を歩んでいる。法律の世界にいる人、全然違う世界に生きる人。今の姿はどれも予想とははずれ、あの頃の計画通りにはならない。でもその人が大事にしていたものは忘れずに、今もちゃんとそこにある。
彼女たちの姿を見ながら、ちょっと泣いて、なんだかすごく元気出た。またみんなで海に行けたらいいね。青空ならいいけど、曇っていても、それもいい。

全員が寅子で、全員が違う年齢だった。演じ分ける伊藤沙莉さんすごい。

寅子が5人いるとものすごくうるさい、ということもよくわかった。

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さとひ(渡辺裕子)
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