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私が教育業界に関わりはじめた理由
私が関わっているNPO法人しみんシップnet
すごく簡単に言うと「子どもたちを地域で育てる」ことをテーマに活動しています。
2015年から関わっているので、もう5年経ちますが、
5年前、私がなぜこの団体に関わろうと思ったのか、理由を当時ブログに書いていたので、
再投稿しようと思います。
しみんシップnetのFacebookはここから↓
https://www.facebook.com/shiminshippu/
キャリアコンサルタントの資格の勉強をした時に、
「今の子どもたちが大人になって就職する頃には、6割の子が今ない職業に就く」
ということを知ってすごく衝撃を受けました。
なぜなら、中学、高校の時の私の思考は、
先生の言う通りにしていれば、
将来は人並みな生活ができるだろうと思っていたし、
私よりも先にいろいろな経験をしてる周りの大人たちが言うことは、
正解だと思ってましたしね。
言われた通りに頑張っていれば、
周りの大人たちのような安全なレールが引かれると思ってたんです。
自分が就職した時に今まであった職業がなくなるなんて微塵も感じてなかったからです。
でも、考えてみてほしい。
今の子たちは、6割の子が周りの大人がやったことのない、仕事に就くのですよね?
今ない仕事に就くって、そのない仕事にどう向かって勉強や経験を積んでいけばいいか、わからなくないですか?
今までは、経験や努力の先の成果や結果の予想がついたので、計画しやすかったですし、
模範となる人を見つけてその人が歩んできた通りに進めばいい部分があったと思いますが、
これからはそういう考え方だけでは通用しないってことですよね?
ということは、
今の子どもがこれまでと同じような教育を受けたらどうなるのでしょうか?
大人の言う通りにして育って、社会人になった時、適応できるのでしょうか?生きていけるのでしょうか?
危機感と何かを変えなければならないという衝動にかられて、私にできることは何だろうと考えました。
全国の教育を変えることなんて壮大すぎるし、そんな器もありません。
でも、せめて自分の子ども(まだいないけど)やその子の友達が育つ地元ぐらい、生き抜く力を身につけられる教育の環境を整えてあげたい。
学校の中で働く人は多くいるので、私は学校の外から働きかける側になろう!
と、考えていたら、すでに活動している人がいたので、私も一緒にやらせてくださいと連絡したのが「しみんシップnet」ということです。
私は、これからの世の中を生きるための考え方を子どもだけじゃなく、その子どもの親である大人も知る必要があると思っています。
より多くの人に「これからの生き方」を知ってほしいしですし、
子どもが自分の力で生きていけるように、私たち大人はどう関わっていけばいいのかを一緒に学びたいと思っています。
そして、私たちがおじいちゃん、おばあちゃんになった時、
その子どもたちが頼もしい大人になって、日本を引っ張っていく存在になってほしい。
そして、その子どもも、そのまた子どもも。
みんなが幸せと思いながら暮らして年老いてこの世を去っていくというサイクルが、自分が年老いて死んだ後も続いていく社会をつくるお手伝いがしたい。
*
この想いは、5年経った今も変わらず持ち続けています。
しかしながら、この「職業6割なくなる」説、もう、知らない人はいないでしょう。実際に、AIに移行している職業ありますしね。
そんな中、子どもに、自分の道と同じ道を歩ませようとしていませんか?
自分の価値観だけで育てようとしていませんか?
未来の子どもたちのために、子どもとどう関わり、どんな経験がいいのか、一緒に考えていきたいです。