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意外と知らないスパークリングワインの世界

乾杯酒として広く親しまれているスパークリングワイン。しかしスパークリングワインの種類や味わい、魅力について詳しく理解している方は少ないワインでもあります。
詳しくなることでより美味しく飲むことができたり、自分の好きなワインを選ぶことができるようになります!この記事ではスパークリングワインについて解説していきます!


まずは押さえておきたい基礎

スパークリングワインの内容に入る前に、まずはワインの味わいを決める法則について復習しましょう!

ワインの味わいを決める法則

ワインの味の構成する要素は多岐にわたり、複雑に絡み合っています。ただし大まかな要素を把握しておけば、特徴を捉えることは比較的容易です。
ワインの味わいは大きなカテゴリーで捉えると

  • ブドウそのものの味で骨格が作られ

  • 生産者の造り方によってワインに個性が足され

  • 完成後の熟成することで徐々に味わいが変化する

という3つの流れで形成されます。
この3つのカテゴリーを捉えやすい形に整理をすると、ワインの味わいを決める法則は以下のように考えることができます。

ワインの味わい=(ブドウ品種 50%) + (生産エリア 20%) + (生産者 25%) + (ビンテージ 5%)

ワインの味わいを決める法則の各要素について詳しく知りたい方はこちらの記事も是非読んでください🙌

オレンジワインやロゼワインとは?

赤ワインや白ワイン、オレンジワイン、ロゼワインなど、ワインのジャンルは使用するブドウの種類やワインの製造工程による違いで分岐します。

▼赤ワイン
赤ブドウや黒のブドウを使って作られます。破砕された果実(果皮、種、果汁)が一緒に発酵され、この過程で果皮から色素とタンニンが抽出され、赤ワイン特有の色と風味が生まれます。

▼白ワイン
主に白ブドウを使用しますが、黒ブドウも使うことがあります。果皮や種を取り除き、果汁のみを発酵して作られます。果皮が含まれないため、色素やタンニンが薄くなり、白ワインが出来上がります。

オレンジワイン
オレンジワインは白ブドウを使用しますが、赤ワインのように果皮と種を一緒に発酵させることで独特の色と風味が生まれます。白ブドウの果皮からオレンジ色の色素とタンニンがワインに移り、オレンジに仕上がります。

ロゼワイン
ロゼワインは黒ブドウを使用しますが、いくつかの製法が分かれています。代表的な作り方としては、黒ブドウの果汁のみで醗酵させる方法や、赤ワイン同様に果皮と果汁を一緒に発酵させ、短時間で果皮を取りし、淡いピンク色をつける製法などがあります。

スパークリングワインは国によって名前が違う

スパークリングワインは、その名の通り発泡性のあるワインです。
先に説明したワインの醗酵のあとに、さらに二次醗酵をさせることで、炭酸ガスを発生させることで作られます。
この二次発酵は瓶内または大きなタンク内(シャルマ方式)で行われます。
瓶内二次発酵では、一次発酵後のワインに糖分と酵母を追加し、瓶内で再び発酵させます。シャルマ方式では、密閉タンク内で同様のプロセスが行われます。

実はスパークリングワインは国によって呼び方が異なります。シャンパン=スパークリングワインと混同して理解している人が多いですが、実は違います。
シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られ、フランスのワインの法律(AOC法:原産地呼称管理法)で定められた条件をすべて満たしたスパークリングワインのみをシャンパンと呼ぶことができます。

名前で分かるスパークリングワインの甘口/辛口

スパークリングワインの甘さや辛さは、ワインに表記されている用語である程度判断することができます。スパークリングワインはワインの残糖量によって表記が定められており、国によっても名前が変化します。
甘口のワインが好きな方であれば、フランスでいうところの「Demi-Sec」以上のワインであれば、はっきりとした甘さを感じることできるのでオススメです。



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