不安になるのはいいことだった
不安になることってどうにもならないんだと
この歳になってやっと気付いた。
飄々と見える友人もよく不安になると言っていたし、いつも快活な友人もよく不安になると言っていた。
"みんな不安を感じている"
至極当たり前のことなのに、自分だけが悩まされているように感じていた。
だからちょっと安心した。
人は不安になると途端にその不安をどうにかして潰そうとする。
だから、本来の目的からずれた行動に及ぶ恐れがある。
今まで何度もそんな経験をしているはずなのに落ち着いて対処ができないから不思議だ。
一旦深呼吸して、不安の根源を探してみると大したことじゃないという場合がほとんどだ。
原因がわかったら、あとはできるだけ早くその問題に向き合い、行動に移していく。
これが毎度毎度できるようになったらいいなーとこの頃思っている。
私はしょっちゅう不安になっていて、
それが悪いことなんじゃないかとどこかで思っていた。
例えばオーディションとか、撮影のときにも不安になる。
そんな時いつも、「準備不足だから不安になるんだ」「自信がないから不安になるんだ」とマイナスな方へ考えてしまって、よく自分のことを責めていた。
でもこうも考えられる。
「常にチャレンジしているから不安になる」
どんな場に置いても、自分の最大のパフォーマンスをするためにチャレンジしているし、
同じ環境って二度と訪れないから永遠に慣れることもない。
そう考えたらスッと肩の力が抜けた。
今まで生きてきた環境の中で、
周りから不安になることはダメなことなんだと言われているとそう思い込んでしまうからよくないなぁと思った。
考え方一つで解消されることって案外多い。
もし周りに不安で悩んでいる人がいたら、
「それってチャレンジしてるってことじゃない?素敵だよ」
と言ってあげたい。
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