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「最近やる気が出ないんだよね…」を解消する方法

もしあなたが「どうも最近やる気が出ない…」「なんかモチベーションが上がらないんだよね」と感じているとすれば、それは行動する原動力を失っているからかもしれません。

行動の原動力が失われる一番の理由は「ゴール(目的、目標)が無い事」です。であればまずやらなければいけないことは「自分のゴール(目的、目標)」を急いで設定するということです。

ただ「目標は一応あるんだけど、でもなんかやる気が出ないんですよね」という声もよく聞きます。この時にチェックすべき項目は

①ゴールが「have to」ではなく「want to」で設定できているか
②エフィカシーは上がっているか

の2つを確認する必要があります。

want toでゴールを設定する

まず一つ目の「ゴールが「have to」ではなく「want to」になっているか」を見ていきましょう。これは言葉としては非常にシンプルですが、しかし本当に自分の「want to」でゴールを設定することは実はかなり難しい作業です。この見つけ方については以前記事に書きましたのでぜひそちらを参照してください。

エフィカシーを高める

二つ目は「エフィカシーは上がっているか」ですが、

エフィカシー(efficacy)とは「ゴールを達成するための自己能力の自己評価」のことです。日本語では自己効力感と訳されます。

つまり、自分が立てたゴールを自分が達成できると確信している度合いのことです。このエフィカシーが低いとゴールを設定しても「自分には本当は無理だよな」「今まで上手くできたことないもんな」と否定的な自分が現れ、自分の能力の自己評価を著しく下げてしまいます。

この自分の自己評価を下げる言葉は全てセルフトークとなります。セルフトークは言葉に出しても、頭の中だけで発したとしても脳に対しては同じ影響を及ぼしてしまいます。自分に対して低い自己評価の言葉を思い浮かべれば思い浮かべるほど、自分のエフィカシーは下がっていくのです。

この「wnat toでゴール設定ができていない」と「エフィカシーが下がっている」状態の時、人はやる気を失ってしまいます。

モチベーションの低い管理職

私が特にモチベーションの低さを感じるのが、管理職研修を行っているときです。管理職向けにマネジメント研修を行うと、ほとんどの場合顔つきに覇気がありません。

しかし、仕事に対して責任感はあるので任された仕事は一生懸命にやっています。ただそれを心からやりたいと感じながら仕事をしているようには見えないのです(もちろん全員というわけではなく、中には自分のゴールと合致した仕事ができていて満足感を感じている方もいますが、そういった方は実際には少数派です)

原因の大半は「自分が仕事をする理由が『have to』になっている」「任されている仕事を達成できるとそもそも思っていない(エフィカシーが下がっている)」のどちらかです。

ただ、管理職の方々のモチベーションを上げるのは実はそんなに難しくはありません。もともとは能力があってそのポジションを担っているので、本来その人のエフィカシーは高いはずです。ただ、上司から厳しいノルマやオーダーに応えることに精一杯になっていて、自分のゴールが「have to」になってしまい、一時的にエフィカシーが下がっている状態なのです。

そのため「制約がなかったとしたら、あなたが会社の中で本当に達成したいゴールは何ですか?」と問いかけると少しずつ本音が出てきます。そして上司から言われているノルマやオーダーよりも高次のwant toのゴールが見つかると、急に顔つきが変わり、やる気が出てきます。

もちろん放っておくとまた日々の仕事のプレッシャーで目の前のhave toのゴールを見始めてしまうので、want toのゴールを忘れないようにすることは必要です。

そのためにセルフトークを変える必要があるかもしれません。それについては過去の記事をぜひ参考にしてください。

ぜひあなたも「want toのゴールの設定」と「エフィカシーを上げる」ための方法を考えてみてください。

※コーチングのご依頼はTwitterよりメッセージください。

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