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学校へ行かない期間は子どもも私も充電期間と考えてみる(51/90)
息子が学校へ行かなくなる前の話。
学校から帰ってくると、とりあえずカバンを置いて、ソファーに座ると、そこから1時間近く学校の話をする。楽しいお話なら聞きたいけど、ほぼ愚痴。先生のこと、クラスメイトのこと、とにかく止まらない。
自分が特に何かされたとかではなくても、他の子同士のやり取りや他の子が先生に注意されたりしたことまで、とにかくイライラした、腹が立ったことをマシガンのように話す。
先生とお話する機会があって、家でのその様子を伝えたことがある。
えー、そうなんですか?とびっくりしていた。
それもそのはず、息子は学校では我慢をしていた。なんとなく友だちに合わせて、腹が立つことも態度に出すことなく、どちらかと言えば穏やかイメージだったと思う。
その反動が、帰ってきてからの行動につながっていた。
毎日、かなり疲れていたのかもしれない。
私が思っていた以上に。
だから学校へ行かなくなった時、充電が切れてしまったんだなと思った。
もちろん、直後にはそんな風に思ったわけではなく、私の気持ちが落ち着いてから思ったことだけど。
この不登校期間中って充電期間なのかもしれない。
全く動けなくなる前に、息子は自分の意思で休む=充電することを選んだんだ。
そう考えると、私がすることって無理に学校へ行くように仕向けることではないし、息子の充電がとりあえず満タンになるのを待つことなのかなぁと思えた。
それは私も同じ。
息子のことで気持ちが疲弊していた。でも、まずは私も心の充電を満タンにするところからだって、ある時に気づいた。
そう、不登校期間って、私たちにとって必要な時間だったんだってこと。
この期間は、私の中のこれまで見て見ぬ振りしていた問題が噴出した時期でもあった。息子の不登校がきっかけとなってくれた。
おかげさまで、というのはおかしいのかもしれないけど、今の私を考えたら貴重な時間だった。
現在お子さんが不登校な方は、今を大事にしてほしいなと思う。こうすれば良かったかなと思う過去は過ぎたものだし、もしかしてこうなってしまうのかなの未来は取り越し苦労だから。
充電がいっぱいになったら、そこからまた考えればいいと私は思う。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ひとりごと
不登校になって良かったと思うのはちょっと違うけど。でも不登校になったから見えてきたことってたくさんある。不満のまま、学校へ行き続けていても、いつかどこかのタイミングで息子はパンクしていたかもしれない。いや、しなかったかもしれない。それはわからないけど。その選択が良かったと今は思えているから。必ず、夜は明けるから。そしてそれを繰り返すことになったとしても、朝は必ずやってくるから。大丈夫。と今の私に言い聞かせている。
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