2024/7/16 ゆうばり映画祭報道について
2024/7/16 北海道新聞から下記の報道がなされました。
上田博和実行委員長は北海道新聞の取材に対し「開催は10月。実行委の中で一部東京開催の提案もあったが、場所は夕張市内でと考えている。コンペ審査はまだ終わっていないので発表が遅れている」と言い「今週中に、決めたことを発表したい」と答えた。
会場発表できないこと
*文章の読み違えがありましたので修正追記しました
このときプログラミングディレクター久保直樹氏が中心となって実施していたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2024(以下「ゆうばり映画祭」と略します)の「コンペ審査」は発表が遅れていましたが、審査が終わっていないから開催場所が発表できなかったわけではありません(私・佐藤もこのコンペ審査に関わっていた一人です)。
交通費や会場費などの様々な予算組ができない中で、東京開催も視野に入れた話し合いがもたれ、一時期東京開催で決定する方向ともなっていましたが、とある人物の介入もあり、やはり「ゆうばり映画祭」は夕張市開催。という方針はできていました。そして上記引用最後の文章には「今週中に、決めたことを発表したい」とありますが、結果としては何も決定がなされず、発表はありませんでした。
2024/7月当時のNPO法人ゆうばりファンタ代表理事である上田博和氏が「決定」をしなかっただけです。なぜ、決定できなかったのか。
まず、シンプルに予算がありませんでした。協賛企業などは上田博和氏とその関係者が交流ある企業や知り合いをあたるとして、少なくとも2023年12月頃から、営業活動をする。と、会議の中で宣言していました。そして2024年7月の段階でその実績は「ゼロ」でした。
また、金銭管理をするべき通帳・口座は、ゆうばり映画祭実行委員会のもとにありませんでした。これをNPO法人ゆうばりファンタ理事の千石慎弥氏が保持していました。
ゆうばり映画祭2024の停滞
話が前後しますが千石慎弥氏は2024年3月末をもってゆうばり映画祭実行委員会での立場を解任となっていました(NPO法人ゆうばりファンタ理事は継続)。その際に引継ぎとして千石慎弥氏が管理している銀行通帳の引き渡しを求めましたが、これを拒まれ続けました。そしてその交渉窓口は代表理事の上田博和氏にお願いしていました。
その間、上田氏からは意味のわからない報告がなされていて、有耶無耶にされていました。後日千石慎弥氏は「通帳の受け渡しを拒否したことはない、事実無根だ」と発言し、その周辺関係者もこのウソの事実の上塗りに協力しています。
例えば私は上田博和氏からの電話で「2024年8月末で北洋銀行夕張支店がなくなる。それまでに通帳問題を解決する」という話をされました。
しかし実際はどうでしょうか?今現在(2025年1月)も北洋銀行夕張支店は存在しています。このような良くわからない話で煙を巻き、何をしたかったのか?
*私は過去に北洋銀行夕張支店には何度か問い合わせをしていましたが「話がややこしくなるから」と、組織として、北洋銀行に連絡を取ることは控えるように言われていました。
当時の上田博和氏は、ゆうばり映画祭実行委員会を解任になった千石慎弥氏を運営に戻そう。と、動いていたように思います。別日の電話では「再びみんなで手を取り合ってやれるようにと考え動いていた」と、言われました。当時この両名の間で何かしらの密約をもっていたことが推測されます。
北海道新聞の報道前後でゆうばり映画祭2024の実行委員会は様々な事情からコアメンバーが辞任するなどし、予算計画も立てることができず、完全に停滞しました。
2024/7/30。4か月ぶりに千石慎弥氏から私のもとに連絡がありました。「現住所を教えてほしい」とのことでしたが、上田氏から「横の連絡を取らないように」との通達もあり、無視しました。そこから8/19。千石氏は「有志の会」という新しい組織をバックに、何食わぬ顔で映画祭運営に戻ってきたのです。
ゆうばり映画祭2024に関わったクリエイターの皆様へ
この場を借りまして、ひとつ謝罪したいことがあります。
ゆうばり映画祭2024にエントリーいただいたクリエイターの皆様にです。
私佐藤賢治はゆうばり映画祭2024に「クリエイティブディレクター」という立場で関わってまいりましたが、2024/8/30をもってその職を辞任しました。
私は選考者の一人としても、現場に立って職務を全うしたい気持ちだったのですが、様々な事情(この部分はまた別の機会で語らせていただきます)から、自ら船を降りることを選択しました。最後まで責任を全うすることが叶わず、また、このような告発を続けていることで、ゆうばり映画祭2024に関わったクリエイターの方々の中には心を痛めている人もあることと思います。期待・希望をもって作品を応募された皆様へ、本当に申し訳なく思っています。すみませんでした。
ゆうばり映画祭2024の出展作品のほとんどは第4回ゆうばり映画祭グランプリ作家でもある、プログラミングディレクターの久保直樹氏を中心として、忖度なく審査・選出したものです。本当に素晴らしい作品ばかりでした。ゆうばり映画祭の運営クオリティと、上映作品ラインナップは全くの別物です。個人的にも出展作品の皆様を引き続き応援しておりますし、できる限り会場などにも足を運びたいと考えています。