今週の育つカレーは北九州です（10月4日～10月10日）

ヤダカリーの定休日の記述に、

『火曜日（仕込み日）』

と書いてあるのが、頭にずっと残ってる。

なんでなのかというと、入店して、食べ終わるまで経験してみたらわかる。

シンプルなメニュー。

食べる側の人類・私たちは、グレービーなのか、キーマなのか選ぶだけだ。
なんと簡単で恐ろしいことか…。

濃厚スパイスカツカレー（640円）

カツと水菜と向日葵の種と、さらさらカレー。

食べた瞬間、プチパニックになる。
このカレー、深すぎて怖いです。

・お願いすると無料で１本プリックキーヌーを刻んで入れてくれる
・たべるとふわっとナッツの香り
・クローブがしっかり効いたクールなグレービー
・主張しすぎないあくまでトッピングに留まろうとするカツ
・何故かパクチーじゃなくて水菜

カレーが好きな人がカレー屋さんをしようと思ったら上記のようにはいかない。
全ての要素に気を配りすぎている。

おそらく店主はありとあらゆる食べ物が好きなんだろう。
今まで、カレーに限らず相当食べ歩きしてきてるはず。
だからこそ、このバランスにたどり着いたはず。
痒いところだけをピンポイントでひっかいてくれました。

（ところで、食べログってなんなんだろう。
　パクチーがのっかっていると書く人が多いけど、水菜ですよ。）

ここ、火曜日は、仕込みの日なのだ。
休みじゃなくて、仕込み。
24時間浸けたり炒めたりする時間が必要なのだ。
このカレーがこうなるには、いやはや相当な時間がいる。

ああ、久しぶりに味で語るカレーを体感した。

お代わりして、キーマを頼んだのは内緒です。

仕込み途中であろう大量の玉ねぎが厨房奥にみえた。
大量すぎる仕込みを経て、出来上がったカレーが640円で食べられるなんて。
このカレー屋さんだけチップ制にして欲しい。

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ヤダ カリー
住所： 福岡県北九州市小倉北区明和町10-24（香春口三萩野駅より徒歩15分）
営業時間：11:00〜18:00
定休日：火曜日