今週の初体験カレーは佐賀です(6月26日~7月2日)
平日の真昼間なのにお客さん満員の喫茶店がある。
それが喫茶ヤクなんです。
みんなのお目当てはもちろんご飯。
メニューがいい具合に狂っているので是非ご覧ください。
鯨のルンダン…。
ルンダンといえば、マレーシアやらで食べられている肉を香辛料でくたくたに煮込むカレー的な料理。
いきなり、ルンダン?この佐賀の地で?しかも鯨?
普通ではない。
この時点で、店主の頭の狂い方が見えてきたので、期待値ゲージがどんどん上がってた。
Bの塩麹タンドリー茹で豚も人生で出会ったことがないので、もちろん合いがけにする。
このメニューを見て合いがけにしないなんて、脳の老化でしょ。
メニューの紙をぴろんと裏返すと、ご丁寧にメニューの詳しい説明が。
カレーだけじゃない。
副菜だって初めて会う文字の羅列ばかり、想像できない味ばかりなのだ。
自分はカレーを一般的な人に比べたらすこしは食べてきたんじゃないかと思っていたけど、そんなことはなさそうだった。
なんだか恥ずかしい、情けない気持ちにすらなります。
全然関係ないけど、メニューの字体がむっちゃいいです。
うまいカレー出てきそうフォント。
あまりに混んでるもんだからお会いするまでにはなかなか時間がかかった。
だからこそ喜びだってでかいんだ。
色鮮やかとはいえないが、どれも美味そうで知らない香りを放っている。
そう、本当に美味しいものはメイラード反応によって茶色かったりするんです。
インスタ映えのレインボウカラーなんかではなく。
さて、まずはご飯から。
インゲンとコーンとダルの炊き込みご飯はシナモンとクミンがつよくて、カレーに合わせず食べても主役級の味。
鯨のルンダンはグレービーがアホほどうまい。
玉ねぎをじっくり色付けたことが理解できる甘さに支配されている。
これは米をかっこむしかない。
ルンダンに対抗するかのように、切れ味のあるあっさりした豚肉。
相反するから、食事としての幅が広がる。
全ての副菜をぐしゃ〜と混ぜると、全体的に酸味が強めの味わい。
さっぱりと、夏でへとへとの胃がするする受け入れてくれた。
喫茶ヤクのことはまだわからないまま。
わかったのはPayPayが使えなかったことくらいで。
いったい何にカテゴライズすればいいのか。
ジャンルレスな食べ物が自分の記憶に1つまたふえてしまった。
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喫茶ヤク
住所:佐賀県佐賀市天神2-1-51(佐賀駅より徒歩5分)
営業時間:11:30~14:30
定休日:月曜日・火曜日
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