今週のおやじのカレーは新橋です（3月8日～3月14日）

日本には食べログ、インスタグラムのピュアじゃない情報が多すぎる。

8割はノイズになってる。
いつの間にこんなことになっていたんだニッポン。。

でも、工藤軒は澄んでいた。

タマネギは炒めすぎていないタイプのココナッツカレー色の暖簾。（＝ヤマブキ色）

新橋で働くサラリーマンの溜まり場になっている、まさに新橋らしいTHE・居酒屋。
カウンターのみで、数人しか入らなそう、わ、超いい暗さじゃん。

この居酒屋のメニューを見て、普通じゃないことに感動しませんか？

「カレーメニューが4つもある…。」

マトンカレー

せっかくだから、おやっさんのおすすめのマトンカレーをいただく。

あれ、私いまインドにいるんだっけ？と錯覚するくらい、ハイデラバードの街角で食べたようなばちばちにスパイスの効いたカレーが舌に乗っている。

辛くてきりっと香ばしい唐辛子と、マトンの香りが鼻を支配した。きっとマトン嫌いは詰んでしまうんだろう。

これをつまみにお酒を飲み、日常のストレスを浄化するなんて…新橋のサラリーマンはそんなリッチでヘルシーなことをしていたのか。

顔面で動いていたのは、おそらく目だけだったと思う。とにかく美味しくて目だけが見開いて止まっていた。

そこから無言ですする。

きのこのカレー

ひき肉も入っていて食感も楽しい1皿。

マトンとはまた随分と変えてくる。酸味もあり、終電間際でも食べやすそうだ。

おやっさんは、独学でここまでやらかしたと言う。なんでこんなに馬鹿みたいにカレーが好きなのか。

おやっさんのカレーを食べることができたのが嬉しくて嬉しくて褒めまくってしまった。サラリーマン感もないし、静かにカレーだけをすする、すごく、よくわからない客だったと思う。

それでもおやっさんは平等に全員を扱ってくれました。

”絶対に雨に濡れないカレー屋さん5選”をまとめる時は必ず工藤軒をリストアップすることは誓います。

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工藤軒
住所：東京都港区新橋2-21-1 新橋駅前ビル 2号館（新橋駅より徒歩5分）
営業時間：12:00～13:30 17:00～23:00（月・水・金）
　　　　　17:00～23:00（火・木・土）
定休日：日曜日