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「帝国ホテル サービスアパートメント」について【勝手にコンサルティング㉘】

帝国ホテルが発表した「サービスアパートメント」事業について、波紋を呼んでいるようで、ネットで様々なコメントや記事を見かけます。

ちなみに、HPはこちらです。

私も最初耳にしたときは違和感を感じました。「帝国ホテルはそこまで追い詰められているのか?」「帝国ホテルブランドが崩れたのでは?」「帝国ホテルは格安ホテルになるの?」とあまりいいイメージがわかなかったのです。

どこからこのような考えが浮かんでくるのかというと、

まずは、

1.ネーミング

です。

アパートメント」という言葉は、庶民的な感じがします。

この事業に近い「滞在型ホテル」というと、なんだかお金持ちの人がリゾート地でゆっくりバカンスを楽しむというイメージがありますが、「アパートメント」にはそのイメージはないのです。

ですので、「アパートメント」という言い方をやめて、「滞在型ロングエグゼクティブ ホテル」「ロングエグゼクティブ サービス」などもっとかっこいいネーミングだと帝国ホテルに合うのではないでしょうか?

ちなみに、「滞在型〇〇〇」ということで、「アーバンホテル」「ライフステイホテル」「ビジネスステイホテル」を考えてみましたが、ずばりホテルが存在していました。きっとネーミングに苦労されたのでしょう。

2.価格


価格(30泊36万円)は帝国ホテルのサービスとしては、確かに格安だと思いますが、安くてうれしいというよりも、利用するお客様にとっては帝国ホテルに長く滞在しているという心理的価値からすると、もう少し価格を上げてステイタスも楽しんでもらうのでも良いのではないでしょうか?

ネットを見ていると、値段のほうが独り歩きして格安イメージが付いてしまっているように感じます。

3.訴求の仕方


HPのトップ画面にコンセプトが書かれていますが、

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“HOTELivingホテリビング”―「ホテルに住まう」という
新しいライフスタイルがここにはあります。

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この「ホテルに住まう」の部分がもったいないですね。

一般的なホテルを指すのではなく、「帝国ホテルに住まう」と帝国をきちんと入れると価値が上がると思います。

「帝国ホテル暮らし」というと、ステータスシンボルになると思います。


ちなみに、ココ・シャネルは、ホテル「Ritz Paris」に住んでいましたが、かっこいいですね。シャネルの真似をして、まずは帝国に住んでみたいものです。


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