見出し画像

「心が変われば行動が変わる。」の名言があるが、行動を評価する前に考え方を評価する方法はないのか?【sato流リーダー講座Ⅱ⑯】

その企業で優れた業績を上げている人たちの行動を調べ、コンピテンシーモデルとして、行動特性を評価しようということがよく行われます。

しかし、この方法はもう一つお勧めできないという考えに至っております。

アメリカの心理学者 ウィリアム・ジェームズの言葉の、

   『心が変われば行動が変わる。
    行動が変われば習慣が変わる。  
    習慣が変われば人格が変わる。 
    人格が変われば運命が変わる。

というのをご存じの方が多いと思います。

確かに、考え方があって行動に出るので、わかりやすく目に見える行動を評価しようというのは合理的だと思います。しかし、長い目で見てその企業が力強く成長・繫栄するのはやはり、根本にある心構えや考え方が大きく影響しているように感じています。

コンピテンシーはたまたま一時期成果を挙げた人の行動特性であって、時代が変わればその行動に縛り付けては柔軟に対応できないリスクがあり、持続性に欠けると思います。

仕事に対する心構えや考え方は、どのような時代になろうと不変で、行動のもとになるものだと思います。

では、心構えや考え方を平等に評価できるのか?という問題にぶつかります。

しかし、評価をする上司や部下の言動や存在感の背景にある心構えや考え方は感じとることができるのではないでしょうか?

この人は、「部下の成長のために熱心に指導している」とか、「保身のための行動が目立つ」などです。

心構えや考え方についての人事評価を考えているところです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?